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日経225先物・オプション 予想と実況中継

相場の格闘技 日経225先物・オプショントレードを元敏腕証券マンが実況中継。日経225先物・日経225mini(ミニ)・オプション・為替相場を裁量トレードで勝利のゴングを鳴らす!

今週の展望(6月10日)

今週の展望(6月10日)

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【今週の主要な経済指標等】
10日(日)
5月中国貿易収支
フランス第1回総選挙

11日(月)
4-6月法人企業景気予測調査
5月マネーストック
5月消費動向調査
ロックハート・アトランタ連銀総裁、講演

12日(火)
ギリシャ国債入札
5月米財政収支
白川日銀総裁、講演(サンフランシスコ連銀主催テレビ会議)
世銀、世界の経済見通し発表
ラガルドIMF専務理事、講演

13日(水)
4月機械受注
イタリア国債入札
4月ユーロ圏鉱工業生産
5月米生産者物価指数
5月米小売売上高
NZ中銀政策金利発表
JPモルガン・チェースのダイモンCEOが米上院で証言

14日(木)
日銀金融政策決定会合(~15日)
スイス中銀政策金利発表
イタリア国債入札
5月ユーロ圏消費者物価指数
5月米消費者物価指数
米新規失業保険申請件数(6月9日までの週)
伊仏首脳会談(ローマ)
OPEC総会

15日(金)
日銀政策金利発表
白川日銀総裁、記者会見
6月米NY連銀製造業景気指数
5月米鉱工業生産・設備稼働率
6月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値
ドラギECB総裁、講演

17日(日)
ギリシャ再総選挙
フランス下院選決選投票

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今週は、、、、、、

ギリシャ、スペインという目先の懸念材料の中で神経質な展開か、、、。

ギリシャの17日の総選挙に関する事前予想や同国の政治家発言に一喜一憂しながらも、
同国を市場が本格的に評価するのは20日以降の市場ということになる。従って、来週の
相場ではギリシャ選挙に関するニュースが与える価格変動はトレンドを形成するという
より一時的なもの、、、、ただし、需給優先相場なので価格変動はロスカットを巻き込んだ
動きになる可能性は高いため変動幅は大きいと捉えて、自分の担保確保を最優先事項と
して相場に臨むべきでしょう。
スペインの支援問題について、9日午後にユーロ圏財務相は緊急の電話会議後に声明を発表。
内容は、スペインの銀行の資金増強に向けて、同国に最大1000億ユーロ(1250億ドル)
の支援を行うことで合意したとのこと。これは一歩前進しいていること考えるべきかな。
金融市場には安心感を与えると考えています。ただし、この種の懸念材料は当局者の発言
で蒸し返しの材料となることは毎度毎度のパターン、これには注視しておくべきでしょう。
先週木曜日の中国の利下げが市場参加者の同国の経済に対する疑念を呼び、NY市場は伸び
悩み、金曜日の日本株式市場は再び下落基調を強め、日経平均株価は8500円割れ。
9日に発表された中国の経済指標は市場予想を下回ったものの、もっと厳しい内容かなと
考えていたが、個人的にはさほど悲観する内容ではないと思うが、月曜日の市場の反応は
如何に、、、、注目ですね。


テクニカル面、需給面で「売り・買い」が交錯し強弱が対立する側面とギリシャ総選挙を
控え材料には神経質になりやすい側面がある。ギリシャ総選挙を迎えるまでに、相場は
方向感は出ないと考えておくしかないでしょう、、、、、ギリシャ総選挙終了で目先の悪材料
出尽くしになるのか、、、、現時点ではだれにも明確な判断は出来ないでしょう。
米国経済指標も週末にかけて重要な指標が発表されるが、市場予想の範囲内に留まるか
どうか、、、大きく下回る内容が続けば「追加金融緩和」期待が高まるでしょうね、、、、。
日銀政策決定会合では現状維持が示されるということになりそうですが、株価への配慮が
あるかも、、、、、期待しないで程度に頭の片隅に!!!!


日経平均株価の週末終値は再び5MA(8462.03円、8日時点)を下回り、下降トレンドの
25MA(8708.50円、同)は相場の上値の重さを再確認させた。
4日安値(8238.96円)から7日高値(8647.79円)まで410円ほど上昇したが、8日
安値(8427.20円)で上昇幅の半値押し越えとなり、全値押しの可能性もある。
この8200円から8250円の水準を明確に大きく下回らず、反騰体制を整えることが出来る
かどうか、、、、外部環境の影響が大きいが、割安感が相場をサポート出来れば、、、期待???
ボリンジャーバンドでは先週までの下方圧力は衰えていると考えることができますが、
油断大敵という状況に変化はない。


上値はSQ値(8613.40円)、更には25MAあたりでしょう、、、、。
下値は4日安値(8238.96円)、オプション権利行使価格8250円、更には8100から
8150円あたり、そして心理的な節目8000円。


今週も相場には距離感を持って臨んでいた方が無難かな、、、、、消極的かもしれないが、、、、。

留意すべきは下記の点です。
・原油価格、金価格、為替動向には注視すべきでしょう。
・「様子見」決めたら徹底した方がBETTER!無理はしない、利益確定と自分の担保
状況をしっかり守ることでしょう。

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現物市場において(8日現在)
5MA(8462円)、25MA(8708円)、75MA(9407円)、200MA(8951円)。
基準線(8828円)、転換線(8448円)。
ボリンジャー・+2σ(9180円)。
ボリンジャー・+1σ(8947円)。
ボリンジャー・-1σ(8469円)。
ボリンジャー・-2σ(8295円)。

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【上値について】
8650円、8750円。
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【下値について】
8250円、8100円、8000円
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【相場予想レンジ】
8250円から8650円(先物)、あるいは8350円から8750円(先物)。
為替市場を中心に、海外株式市場(米国に限らず)や原油価格に左右される展開である
ことに変わりはない。

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【雑感】
自分の担保状況とリスク許容度を考え、時間と価格の分散を図ることが重要。
機を見て最善を尽くすのが肝要。
現状の相場には過度の悲観も持たず、、、、そして、期待感も込めず。

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【投資を行う際のポイント】
ドル安は米国輸出企業には有利、、、輸出倍増計画のオバマ政権には追い風(?)。
2012年2月14日から円安トレンドが鮮明になりつつあるが、これまでドル安を享受した
米国経済がどこまで「ドル高」を容認するか、、、、「原油高」も米国消費には足枷になる
ことは間違いない、、、、今年は米国大統領選挙、、、、、これは米国に限らず、、、政治要因が
経済に影響を与えやすい一年である。
米国の根本的な問題は完全には解消されていない、、、、。住宅と労働市場には改善傾向が
見えているが、米国当局は手放しで喜べる状況にはあらず、不確実性は依然として高い。

中東情勢の「民主化」の運動が長期化するのか、、、また、民主化が現実のものとなった時、
当該国の政治・経済・外交といった基本政策はどうなるのか、、、、それが世界経済に及ぼす
影響は????短期的にも中長期的にも超長期的にも大きなファクターになりますね。
これは、「原油高」を生みやすい要因、、、イランを巡ってイスラエル・米国の政治的行動や
思惑が株式市場・商品市況などのボラティリティを高める可能性は非常に高い。

世界的な金融緩和がリスク資産市場を押し上げているが、将来、原油高が引き起こす
インフレ懸念も念頭に入れる必要がある、、、、インフレ抑制のために「金融緩和」から
「金利引き上げ」という動きが出れば、株式市場に波乱か、、、、これは長期的な事象だと
思いますが、、、、頭の片隅には置いておく必要がある。

ギリシャなど欧州財政問題は様々な波紋を残したまま。他の欧州諸国には同様のリスクが
存在しているため、この懸念を払拭することは容易なことではない。
折に触れ「リスク」として浮上するでしょう。

大自然の猛威に人類の叡智は追い付いていないが、それを克服しようとする努力は
無駄にはならず、必ず将来の大きな礎になると確信しています。

日本経済回復の絶対条件は「成長戦略」を明確に示すことです。与党・野党の区別なく
超党派で「日本」を牽引して欲しい。
外需も必要でしょうが、他力本願ではなく日本の独自性が発揮できる経済環境づくりが
経済の持続的発展を可能とするでしょう。

何度か指摘しましたが、下記の点に留意しなければならないでしょう。
「 デフレ 」がもたらす意味、、、。
「 ドル 」、「 円 」がどういう意味で上昇したり下落したりしているか。
それを十分に吟味し考慮しなければならない。

ENTRYするかどうか、投資枚数、利益確定、ロスカットを
しっかり決めておくことが重要。保証金状況を把握しておくことが大切です。

相場状況は刻一刻と変化しています、、、慎重に、繊細に、大胆に、、、、。
常に、相場には謙虚に、楽観も悲観もなく!

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今週の投資行動・相場に対するコメントにつきましては、
担保状況、リスク許容度、求めている利益に個人差があるため、
投資行動を行うかどうか、ロスカット・利益確定のタイミングや値幅は、
自己責任の原則で読者の皆様ご自身のご判断で決定してください。
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それでは、今週も、、、頑張りましょう!
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今後ともよろしくお願い申し上げます。

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