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日経225先物・オプション 予想と実況中継

相場の格闘技 日経225先物・オプショントレードを元敏腕証券マンが実況中継。日経225先物・日経225mini(ミニ)・オプション・為替相場を裁量トレードで勝利のゴングを鳴らす!

今週の展望(6月17日)

今週の展望(6月17日)

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【今週の主要な経済指標等】
17日(日)
ギリシャ再総選挙
ギリシャ再選挙後、ユーロ圏財務相の電話会合

18日(月)
6月日銀月報
インド中銀政策金利発表
G20首脳会談(19日まで、メキシコ)

19日(火)
6月独ZEW景況感指数
スペイン短期債入札
ギリシャ国債入札
5月米住宅着工・建設許可件数

20日(水)
日銀議事録(5月22日、23日分)
白川日銀総裁、講演
豪経常収支(第1四半期)
5月貿易収支
5月独生産者物価指数
5月英失業率
英中銀議事録
FOMC政策金利発表・バーナンキFRB議長の会見

21日(木)
NZ・GDP(第1四半期)
5月コンファレンス・ボード米景気先行指数
6月米フィラデルフィア連銀景況指数
5月米中古住宅販売件数
米新規失業保険申請件数(6月16日までの週)
スペイン国債入札
ユーロ圏財務相会合

22日(金)
中国市場休場(端午節)
6月独IFO景況感指数
EU財務相会合
ドイツ、フランス、イタリア、スペイン首脳会議

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今週は、、、、、、
ギリシャ総選挙、、、、行方は誰にもわからず、、、、資金供給を行っても根本的な解決策は
見出せず、、、、問題先送りで時間だけが無駄に過ぎるだけでしょう。


外部環境に一喜一憂する展開でしょう、、、、17日に開催されるギリシャの再選挙を受けて
ギリシャの政治動向が大きなポイントでしょう。
緊縮派の新民主主義党(ND)が勝利し、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)と政権発足
に必要な過半数(151議席以上)を確保して連立政権を樹立するかどうか、、、、。
尤も、反緊縮派の急進左派連合(SYRIZA)が第一党を奪取する可能性がないわけではない
ため混沌とした状況に変化はない。
ただし、SYRIZAが勝利した場合でもユーロ圏から即座に離脱することは考えにくいが、
ギリシャ政治は混迷を極める状況になると考えておいた方がBETTER。
その際、市場はリスク回避の動きが強まるでしょうが、先週から各国中銀が共同歩調を
取り大量な流動性供給を行う準備を進めているとの見方が有力。短期的な応急処置は機動
的に行われるでしょうが、金融政策だけでは短期的なリスクを抑え込めても、長期的な
不透明感の払拭と欧州危機を克服するためには「欧州政治の決断」が必要となる。時間が
かかり、多数の軋轢が生じることは間違いなし、、、、民族対立、貧富格差拡大などなど、、、、、。
「大欧州」に変貌するのか、新たな枠組みを構築するのか、現状のジリ貧を甘受するのか、
いずれも容易なことではなく前途多難ですね、、、、、。
これは日本政治も同じ、、、消費税、原発再稼働、、、、民主党は分裂???混沌ですね、、、。
破壊こそ、最大の建設、、、、、、すべてを作り直すのではなく、創世する時ですね。


現状ではイベント化(?)していると思えないでもないギリシャ問題、、、先週の関心事は
スペイン、、、、スペインは国内の銀行救済のためEUに金融支援を要請する方針を決定し、
EUは最大1000億ユーロの支援を行う見通しとなっているが、追加支援が必要となる
可能性が高まっている。既に10年国債利回りは7%を超え、、、、危険水域、、、スペインの
資金調達の厳しさを反映している。スペインは19日と21日国債入札を予定、、、、注目。
投資家がどう判断するか、、、これはギリシャ情勢を踏まえた行動と捉える事ができるため、
不調ならばリスク回避の動きは一気に高まると考えています、、、、注視すべき。
21日にユーロ圏財務相会合、22日にはEU財務相理事会などが予定されており、ギリシャ
やスペイン、、、、最終的には欧州の金融体制に新たな動きがあるかどうか、、、。
米国では19~20日にFOMCが開催される。追加緩和、、、、どうかな、、、微妙???
米国経済だけであれば自律的な動きを重視した方がBETTERでしょうが、欧州に配慮して
共同歩調すれば、金融緩和を匂わすかな、、、、7日のバーナンキFRB議長の議会証言では
追加緩和の示唆はなかったが、、、、。


日本株式市場は海外市場の動向次第か、、、、ただし、戻りは限定的で一時的と考えています。
25MA(8611.66円、15日時点)は上回っても8750円前後からは戻り売りが、、、、、。
8800円割れは「買い」かもしれないが、8800円以上を追って買う程の経済環境ではない
でしょう、、、。ドル円は78円台、、、、中国や新興国の経済は停滞、、、、。国内は政治が混沌
としており、まさかの解散総選挙の可能性も、、、、定数是正問題も配慮すれば解散総選挙を
行うことは不可能ではない、、、、。
日本株式市場の自律反発がどこまで持続するか、、、、そこが注目点ですね、、、、。


25MAを明確に上回って出来高が増加傾向を辿るかどうか、、、ボリンジャー、一目均衡表
から考えても8610円から8650円が大きなポイント。
上値は、25MA、11日高値(8665.80円)、オプション権利行使価格8750円がメド。
下値は、先ずは8500円の心理的な節目、5日と6日に空けたマド下限値(8388.14円)
4日安値(8238.96円)、オプション権利行使価格8250円、更には8100から8150円、
そして絶対的な節目8000円ということかな、、、。


引き続き、相場には距離感を持って臨んでいた方が無難かな、、、、、消極的過ぎ?
留意すべきは下記の点です。
・原油価格、金価格、為替動向には注視すべきでしょう。
・「様子見」決めたら徹底した方がBETTER!無理はしない、利益確定と自分の担保
状況をしっかり守ることでしょう。

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現物市場において(15日現在)
5MA(8577円)、25MA(8611円)、75MA(9340円)、200MA(8945円)。
基準線(8644円)、転換線(8486円)。
ボリンジャー・+2σ(8920円)。
ボリンジャー・+1σ(8765円)。
ボリンジャー・-1σ(8457円)。
ボリンジャー・-2σ(8303円)。

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【上値について】
8650円、8750円。
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【下値について】
8500円、8250円、8000円
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【相場予想レンジ】
8250円から8650円(先物)、あるいは8500円から8750円(先物)。
為替市場を中心に、海外株式市場(米国に限らず)や原油価格に左右される展開である
ことに変わりはない。

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【雑感】
自分の担保状況とリスク許容度を考え、時間と価格の分散を図ることが重要。
機を見て最善を尽くすのが肝要。
現状の相場には過度の悲観も持たず、、、、そして、期待感も込めず。

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【投資を行う際のポイント】
ドル安は米国輸出企業には有利、、、輸出倍増計画のオバマ政権には追い風(?)。
2012年2月14日から円安トレンドが鮮明になりつつあるが、これまでドル安を享受した
米国経済がどこまで「ドル高」を容認するか、、、、「原油高」も米国消費には足枷になる
ことは間違いない、、、、今年は米国大統領選挙、、、、、これは米国に限らず、、、政治要因が
経済に影響を与えやすい一年である。
米国の根本的な問題は完全には解消されていない、、、、。住宅と労働市場には改善傾向が
見えているが、米国当局は手放しで喜べる状況にはあらず、不確実性は依然として高い。

中東情勢の「民主化」の運動が長期化するのか、、、また、民主化が現実のものとなった時、
当該国の政治・経済・外交といった基本政策はどうなるのか、、、、それが世界経済に及ぼす
影響は????短期的にも中長期的にも超長期的にも大きなファクターになりますね。
これは、「原油高」を生みやすい要因、、、イランを巡ってイスラエル・米国の政治的行動や
思惑が株式市場・商品市況などのボラティリティを高める可能性は非常に高い。

世界的な金融緩和がリスク資産市場を押し上げているが、将来、原油高が引き起こす
インフレ懸念も念頭に入れる必要がある、、、、インフレ抑制のために「金融緩和」から
「金利引き上げ」という動きが出れば、株式市場に波乱か、、、、これは長期的な事象だと
思いますが、、、、頭の片隅には置いておく必要がある。

ギリシャなど欧州財政問題は様々な波紋を残したまま。他の欧州諸国には同様のリスクが
存在しているため、この懸念を払拭することは容易なことではない。
折に触れ「リスク」として浮上するでしょう。

大自然の猛威に人類の叡智は追い付いていないが、それを克服しようとする努力は
無駄にはならず、必ず将来の大きな礎になると確信しています。

日本経済回復の絶対条件は「成長戦略」を明確に示すことです。与党・野党の区別なく
超党派で「日本」を牽引して欲しい。
外需も必要でしょうが、他力本願ではなく日本の独自性が発揮できる経済環境づくりが
経済の持続的発展を可能とするでしょう。

何度か指摘しましたが、下記の点に留意しなければならないでしょう。
「 デフレ 」がもたらす意味、、、。
「 ドル 」、「 円 」がどういう意味で上昇したり下落したりしているか。
それを十分に吟味し考慮しなければならない。

ENTRYするかどうか、投資枚数、利益確定、ロスカットを
しっかり決めておくことが重要。保証金状況を把握しておくことが大切です。

相場状況は刻一刻と変化しています、、、慎重に、繊細に、大胆に、、、、。
常に、相場には謙虚に、楽観も悲観もなく!

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今週の投資行動・相場に対するコメントにつきましては、
担保状況、リスク許容度、求めている利益に個人差があるため、
投資行動を行うかどうか、ロスカット・利益確定のタイミングや値幅は、
自己責任の原則で読者の皆様ご自身のご判断で決定してください。
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それでは、今週も、、、頑張りましょう!
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