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日経225先物・オプション 予想と実況中継

相場の格闘技 日経225先物・オプショントレードを元敏腕証券マンが実況中継。日経225先物・日経225mini(ミニ)・オプション・為替相場を裁量トレードで勝利のゴングを鳴らす!

今週の展望(3月11日)

今週の展望(3月11日)

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【今週の主要な経済指標等】
11日(日)
米国 夏時間に移行

12日(月)
1月機械受注
2月企業物価指数
2月消費動向調査
2月米財政収支
ユーロ圏財務相会合

13日(火)
日銀政策決定会合・白川日銀総裁会見
3月独ZEW景況感指数
2月米小売売上高
EU財務相会合
バイトマン独連銀総裁、講演
FOMC政策金利発表

14日(水)
1-3月期法人企業景気予測調査
米経常収支(第4四半期)
バーナンキFRB議長、講演

15日(木)
2月米生産者物価指数
3月米NY連銀製造業景況指数
米新規失業保険申請件数(3月10日までの週)
3月米フィラデルフィア連銀景況指数

16日(金)
日銀議事録(2月13日、14日分)
2月米消費者物価指数
2月米鉱工業生産・設備稼働率
メルケル独首相、記者会見

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今週は、、、、、、。

上値志向に衰えはない?????日経平均株価は心理的な節目の1万円を維持するか
どうか見極める局面かな、、、、。
日本株式市場のテクニカル面での過熱感は国内要因で解消することは難しい、、、国内の
機関投資家の期末に絡んだ「売り」もあるでしょうが、現状の売買代金・出来高から
すれば十分吸収可能、、、、、既に決算対策は概ね終了している可能性の方が高い、、、。

やはり、調整のきっかけは米国株式市場次第でしょう、、、、、特にNYダウは13000ドル
目前にもみ合いが続いているが、これを更なる上昇局面を演出するためのものであるのか、
それとも、これまでのドル安を享受してきた経緯があるだけに現行の「ドル高」が足枷に
なっているのではないのか、、、、、、、要注意ですね、米国株式市場は、、、、。
そのような観点から今週の日銀金融政策決定会合、FOMCは注目です、、、、ドル円の上昇が
日本株式市場を押し上げているという側面は非常に強い、、、。
日銀側は先月14日に新たな動きを見せたが、今回は特に大きな動きはないでしょう。
FRBも何もないでしょうが、QE3への期待感は後退ということが再認識される。その結果、
米国株式市場が「ドル高」に対して「NO」というサインを出す可能性もある。
その際、米国株式市場の調整が長引けば日本株式市場も調整を余儀なくさせられるか、、、。
尤も、日本株式市場がそれを見越して調整、、、、あるいは自律的な調整を先行していれば
絶好の押し目形成となる可能性の方が現時点では高い。何故ならば、現状の世界的な金融
緩和の流れを止めることは出来ないから、、、、、。
国内の経済指標では、法人企業景気予測調査は注視されるでしょう、、、、
米国経済指標では、3月米NY連銀製造業景況指数、3月米フィラデルフィア連銀景況指数、
2月米消費者物価指数、2月米鉱工業生産・設備稼働率と週末にかけて目白押し。

ギリシャなど欧州財政問題には長~い付き合いをするしかないでしょう、、、、懸念は燻って
ままですが、現状は織り込み要因でしょう。新たな火種には要注意。
原油価格のこれ以上の上昇は実体経済にはマイナス、、、、、、、、イスラエルとイランが絡む
だけに目が離せない、、、、突発的に事変が起こると考えたくないが、、、。
原油価格、そして円相場については現状レベルで安定していることが望ましいのだが、、、。


国内テクニカル面では、日経平均株価は週末2日間で350円ばかり上昇、、、。
25日MA乖離率はプラス5%超、東証1部の騰落レシオ(25MA)は142.7%。これらから
判断すれば明らかに過熱感は解消されておらず、いつ調整があってもおかしくない。
ただ、その調整にスピード感があるため「押し目待ちに押し目なし」という相場形成に
なっている。これは、内需株・輸出株ともバランスよく物色されていること、売り方の
買戻し意欲が強いことなどが大きな要因でしょう。更に、配当狙いの買いも相場の下押し
を限定的なものとさせている一因でしょう。ただ、今回は週足ベースでも過熱感がある
ため警戒感は強まるかな?13WA(8943.66円)との乖離率は11%、過熱の目途とされる
10%を超え、、、、。尤も、市場心理が良好であること、株価が上昇していること、これが
最大の原動力であるため、過熱感解消をあまり意識しない方がBETTERかな???
上値志向は強いが神経質で難しい局面と捉えて相場に臨んだ方がBETTERですね、、、。
ボリンジャーバンド、一目均衡表からすると強気・順張り戦略が妥当でしょう。
心理的な節目でもある1万円を挟んだ展開しょうが、ここを基準に日経平均株価は上下
500円程度のレンジと捉えておいた方が現時点では無難か。


上値は絶対的な価格である10000円、そして、先月29日の直近高値(9866.41円)から
7日安値(9509.10円)までの下げ幅に対する倍返しということで10250円。
これは昨年7月8日につけた震災後のザラ場高値(10207.91円)に被る。更に、震災前日
である昨年3月10日終値(10434.38円)が意識される展開になる可能性も、、、、???

下値は5MA(9722.20、9日時点)と今回空けたマド下限値(9768.96円)が妥当かな。
これは昨年3月末終値である9755.10円とも被る。そして、5WA(9537.10円、9日時点)
が意識される、これは9500円という心理的な節目ほぼ一致する。
ただし、思わぬ波乱も、、、、。


上値については、、、、10000円、10250円、10500円。
下値については、、、、9700円、9500円、9300円。


留意すべきは下記の点です。
・原油価格、金価格、為替動向には注視すべきでしょう。
・「様子見」決めたら徹底した方がBETTER!無理はしない、利益確定と自分の担保
状況をしっかり守ることでしょう。

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現物市場において(9日現在)
5MA(9722円)、25MA(9426円)、75MA(8836円)、200MA(9041円)。
基準線(9416円)、転換線(9758円)。
ボリンジャー・+2σ(10072円)。
ボリンジャー・+1σ(9749円)。
ボリンジャー・-1σ(9103円)。
ボリンジャー・-2σ(8780円)。


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【上値について】
10000円、10250円、10500円
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【下値について】
9700円、9500円、9300円。
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【相場予想レンジ】
9700円から10250円(先物)、あるいは9500円から10000円(先物)。
為替市場を中心に、海外株式市場(米国に限らず)や原油価格に左右される展開である
ことに変わりはない。

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【雑感】
自分の担保状況とリスク許容度を考え、時間と価格の分散を図ることが重要。
機を見て最善を尽くすのが肝要。
現状の相場には過度の悲観も持たず、、、、そして、期待感も込めず。

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【投資を行う際のポイント】
ドル安は米国輸出企業には有利、、、輸出倍増計画のオバマ政権には追い風(?)。
2012年2月14日から円安トレンドが鮮明になりつつあるが、これまでドル安を享受した
米国経済がどこまで「ドル高」を容認するか、、、、「原油高」も米国消費には足枷になる
ことは間違いない、、、、今年は米国大統領選挙、、、、、これは米国に限らず、、、政治要因が
経済に影響を与えやすい一年である。
米国の根本的な問題は完全には解消されていない、、、、。住宅と労働市場には改善傾向が
見えているが、米国当局は手放しで喜べる状況にはあらず、不確実性は依然として高い。

中東情勢の「民主化」の運動が長期化するのか、、、また、民主化が現実のものとなった時、
当該国の政治・経済・外交といった基本政策はどうなるのか、、、、それが世界経済に及ぼす
影響は????短期的にも中長期的にも超長期的にも大きなファクターになりますね。
これは、「原油高」を生みやすい要因、、、イランを巡ってイスラエル・米国の政治的行動や
思惑が株式市場・商品市況などのボラティリティを高める可能性は非常に高い。

世界的な金融緩和がリスク資産市場を押し上げているが、将来、原油高が引き起こす
インフレ懸念も念頭に入れる必要がある、、、、インフレ抑制のために「金融緩和」から
「金利引き上げ」という動きが出れば、株式市場に波乱か、、、、これは長期的な事象だと
思いますが、、、、頭の片隅には置いておく必要がある。

ギリシャなど欧州財政問題は様々な波紋を残したまま。他の欧州諸国には同様のリスクが
存在しているため、この懸念を払拭することは容易なことではない。
折に触れ「リスク」として浮上するでしょう。

大自然の猛威に人類の叡智は追い付いていないが、それを克服しようとする努力は
無駄にはならず、必ず将来の大きな礎になると確信しています。

日本経済回復の絶対条件は「成長戦略」を明確に示すことです。与党・野党の区別なく
超党派で「日本」を牽引して欲しい。
外需も必要でしょうが、他力本願ではなく日本の独自性が発揮できる経済環境づくりが
経済の持続的発展を可能とするでしょう。

何度か指摘しましたが、下記の点に留意しなければならないでしょう。
「 デフレ 」がもたらす意味、、、。
「 ドル 」、「 円 」がどういう意味で上昇したり下落したりしているか。
それを十分に吟味し考慮しなければならない。

ENTRYするかどうか、投資枚数、利益確定、ロスカットを
しっかり決めておくことが重要。保証金状況を把握しておくことが大切です。

相場状況は刻一刻と変化しています、、、慎重に、繊細に、大胆に、、、、。
常に、相場には謙虚に、楽観も悲観もなく!

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今週の投資行動・相場に対するコメントにつきましては、
担保状況、リスク許容度、求めている利益に個人差があるため、
投資行動を行うかどうか、ロスカット・利益確定のタイミングや値幅は、
自己責任の原則で読者の皆様ご自身のご判断で決定してください。
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それでは、今週も、、、頑張りましょう!
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今後ともよろしくお願い申し上げます。

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