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日経225先物・オプション 予想と実況中継

相場の格闘技 日経225先物・オプショントレードを元敏腕証券マンが実況中継。日経225先物・日経225mini(ミニ)・オプション・為替相場を裁量トレードで勝利のゴングを鳴らす!

今週の展望(3月18日)

今週の展望(3月18日)

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【今週の主要な経済指標等】
18日(日)
独大統領選挙

19日(月)
ガスパル・ポルトガル財務相、講演
ダドリーNY連銀総裁、講演

20日(火)
日本は祝日で休場(春分の日)
2月米住宅建設許可・着工件数
スペイン短期債入札
ギリシャ国債償還(145億ユーロ)
バーナンキFRB議長、講演
ガイトナー財務長官の議会証言(下院)

21日(水)
独2年債入札
ポルトガル短期債入札
2月米中古住宅販売件数

22日(木)
2月貿易収支
3月独製造業・非製造業PMI
3月ユーロ圏製造業・非製造業PMI
3月ユーロ圏消費者信頼感
米新規失業保険申請件数(3月17日までの週)
2月米景気先行指数
バーナンキFRB議長、講演

23日(金)
2月米新築住宅販売件数

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今週は、、、、、、。

日経平均株価は1万円固めの展開か、、、、、過熱感は依然としてあるが、、、、。
懸念材料は後退し日経平均株価は1万円台を固めると考えるのが妥当でしょう。
更に、円安基調が強まれば株価は一段高、、、、、年度末を控え機関投資家による売り圧力が
低下し、需給面で相場下落要因が後退することで底堅さが目立つ????
ただし、相場の過熱感は否定できず、短期的な過熱感は25MA乖離率がプラス5%超、
相場の過熱感を示す東証1部の騰落レシオ(25MA)が139.28%。この過熱感を解消
することが相場上昇の息を長くすることになると思うのだが、海外投資家の買い需要が
それを許さないといった印象が強い。
短期的に円安基調が停滞、あるいは米国株式市場が調整すれば利益確定売りが出やすいと
捉えておいた方がBETTERでしょう。


日本の経済指標では、22日の2月貿易収支が注目されるでしょう。貿易赤字が続くこと
に変化はないが、赤字幅は大幅に縮小する見通し、、、、円安基調は継続???
米国の経済指標は、2月米住宅着工件数、米新規失業保険申請件数、2月米景気先行指数
2月米新築1戸建て住宅販売が予定されている。予想の範囲内であれば米国株価には中立
もしくは売り要因かな、、、、サプライズは期待されていないと思うが、、、、。
米国金融当局者の講演などが今週は比較的多く予定されており、その発言に市場は材料を
求める可能性も十分あるため、注視する必要がある。


原油価格、そして円相場については現状レベルで安定していることが望ましいのだが、、、。
この2つのファクターは実体経済や市場にはメリットはあるが、デメリットも当然ある。
現状はメリットばかりが注目されているが、負の部分に注意を払うレベルだと思うが、、、。


国内テクニカル面では、過熱感は依然として解消されないまま、、、、。1月第2週から
10週連続の陽線で、1987年2―6月の17週連続陽線以来、25年ぶりの連続陽線記録と
のこと、、、、恐れ入ります。
自律調整があっても超短期スピードで終了してしまう、、、、「押し目待ちに押し目なし」と
いう相場展開が継続している。国内要因で調整入りすることはなさそう????
ただ、調整はいつあっても不思議ではないということを頭に入れておくしかないでしょう。
引き続き、上値志向は強いが神経質で難しい局面と捉えて相場に臨んだ方がBETTER。
ボリンジャーバンド、一目均衡表からすると強気・順張り戦略が妥当でしょう。
心理的な節目でもある1万円を挟んだ展開しょうが、ここを基準に日経平均株価は上下
500円程度のレンジと捉えておいた方が現時点では無難か。


上値は先月29日の高値(9866.41円)から7日安値(9509.10円)までの下げ幅に
対する倍返しということで10250円。これは昨年7月8日につけた震災後のザラ場高値
(10207.91円)に被る。更に、震災前日である昨年3月10日終値(10434.38円)が
意識されるか、、、、。

下値は5MA(10018.51円、16日時点)と心理的節目である1万円、更に昨年3月末終値
である9755.10円や25MA(9637.86円、16日時点)を考えれば9700円辺りが妥当か。
更に心理的な節目として9500円、、、、。

上値については、、、、10250円、10400円、10500円。
下値については、、、、10000円、9700円、9500円。

留意すべきは下記の点です。
・原油価格、金価格、為替動向には注視すべきでしょう。
・「様子見」決めたら徹底した方がBETTER!無理はしない、利益確定と自分の担保
状況をしっかり守ることでしょう。

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現物市場において(16日現在)
5MA(10018円)、25MA(9637円)、75MA(8953円)、200MA(9055円)。
基準線(9552円)、転換線(9833円)。
ボリンジャー・+2σ(10230円)。
ボリンジャー・+1σ(9934円)。
ボリンジャー・-1σ(9341円)。
ボリンジャー・-2σ(9045円)。

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【上値について】
10250円、10400円、10500円。
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【下値について】
10000円、9700円、9500円。
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【相場予想レンジ】
9900円から10250円(先物)、あるいは9700円から10100円(先物)。
為替市場を中心に、海外株式市場(米国に限らず)や原油価格に左右される展開である
ことに変わりはない。

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【雑感】
自分の担保状況とリスク許容度を考え、時間と価格の分散を図ることが重要。
機を見て最善を尽くすのが肝要。
現状の相場には過度の悲観も持たず、、、、そして、期待感も込めず。

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【投資を行う際のポイント】
ドル安は米国輸出企業には有利、、、輸出倍増計画のオバマ政権には追い風(?)。
2012年2月14日から円安トレンドが鮮明になりつつあるが、これまでドル安を享受した
米国経済がどこまで「ドル高」を容認するか、、、、「原油高」も米国消費には足枷になる
ことは間違いない、、、、今年は米国大統領選挙、、、、、これは米国に限らず、、、政治要因が
経済に影響を与えやすい一年である。
米国の根本的な問題は完全には解消されていない、、、、。住宅と労働市場には改善傾向が
見えているが、米国当局は手放しで喜べる状況にはあらず、不確実性は依然として高い。

中東情勢の「民主化」の運動が長期化するのか、、、また、民主化が現実のものとなった時、
当該国の政治・経済・外交といった基本政策はどうなるのか、、、、それが世界経済に及ぼす
影響は????短期的にも中長期的にも超長期的にも大きなファクターになりますね。
これは、「原油高」を生みやすい要因、、、イランを巡ってイスラエル・米国の政治的行動や
思惑が株式市場・商品市況などのボラティリティを高める可能性は非常に高い。

世界的な金融緩和がリスク資産市場を押し上げているが、将来、原油高が引き起こす
インフレ懸念も念頭に入れる必要がある、、、、インフレ抑制のために「金融緩和」から
「金利引き上げ」という動きが出れば、株式市場に波乱か、、、、これは長期的な事象だと
思いますが、、、、頭の片隅には置いておく必要がある。

ギリシャなど欧州財政問題は様々な波紋を残したまま。他の欧州諸国には同様のリスクが
存在しているため、この懸念を払拭することは容易なことではない。
折に触れ「リスク」として浮上するでしょう。

大自然の猛威に人類の叡智は追い付いていないが、それを克服しようとする努力は
無駄にはならず、必ず将来の大きな礎になると確信しています。

日本経済回復の絶対条件は「成長戦略」を明確に示すことです。与党・野党の区別なく
超党派で「日本」を牽引して欲しい。
外需も必要でしょうが、他力本願ではなく日本の独自性が発揮できる経済環境づくりが
経済の持続的発展を可能とするでしょう。

何度か指摘しましたが、下記の点に留意しなければならないでしょう。
「 デフレ 」がもたらす意味、、、。
「 ドル 」、「 円 」がどういう意味で上昇したり下落したりしているか。
それを十分に吟味し考慮しなければならない。

ENTRYするかどうか、投資枚数、利益確定、ロスカットを
しっかり決めておくことが重要。保証金状況を把握しておくことが大切です。

相場状況は刻一刻と変化しています、、、慎重に、繊細に、大胆に、、、、。
常に、相場には謙虚に、楽観も悲観もなく!

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今週の投資行動・相場に対するコメントにつきましては、
担保状況、リスク許容度、求めている利益に個人差があるため、
投資行動を行うかどうか、ロスカット・利益確定のタイミングや値幅は、
自己責任の原則で読者の皆様ご自身のご判断で決定してください。
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それでは、今週も、、、頑張りましょう!
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