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日経225先物・オプション 予想と実況中継

相場の格闘技 日経225先物・オプショントレードを元敏腕証券マンが実況中継。日経225先物・日経225mini(ミニ)・オプション・為替相場を裁量トレードで勝利のゴングを鳴らす!

今週の展望(4月8日)

今週の展望(4月8日)

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【今週の主要な経済指標等】
9日(月)
2月国際収支
3月景気ウォッチャー調査
3月中国消費者物価・生産者物価指数
バーナンキFRB議長、講演
英国、ユーロ圏、香港市場がイースターマンデーで休場
豪州市場はアンザックデーで休場

10日(火)
日銀政策金利・白川日銀総裁、記者会見
3月中国貿易収支
2月独貿易収支
米国企業決算:アルコア

11日(水)
2月機械受注
4月日銀金融経済月報
3月米財政収支
米地区連銀報告(ベージュブック)
米国企業決算:シェブロン

12日(木)
イタリア国債入札
2月ユーロ圏鉱工業生産
2月米貿易収支
3月米生産者物価指数
米新規失業保険申請件数(4月7日までの週)
国内企業決算:イオン、ファースト・リテ、ローソン、ファミリーマート
米国企業決算:グーグル

13日(金)
日銀議事録(3月12、13日分)
韓国政策金利
中国実質GDP(第1四半期)
3月中国鉱工業生産・小売売上高
3月米消費者物価指数
4月米ミシガン大消費者信頼感指数速報値
米国企業決算:ウェルズ・ファーゴ、JPモルガン・チェース

14日(土)
第6回米州サミット(15日まで)

上記米国企業決算は変更される可能性もあります。
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今週は、、、、、、
波乱含みの展開、、、、。
先週末の米国雇用統計は予想を下回る内容であったことから、金曜日の先物夜間取引では
9510円まで売られ、円は対ドル・対ユーロで上昇。週初めの日本株式市場も売り優勢の
展開でしょう。心理的な節目と考えられる日経平均株価9500円がサポートとして機能
するかどうか、、、、これまでの上昇で数度のマドを空けており、今回の調整でマド埋めを
意識させる動き(売り方の仕掛け的な動き)が考えられ、下値を安易に想定しないで
相場に臨んだ方が無難でしょう。
今回の下落は米国金融緩和期待後退に端を発した面はあるため、月曜日のFRB議長の
講演は注目される、、、、。
更に、3月日銀短観下ブレを受けた10日に行われる白川日銀総裁の会見も同様、、、ただし、
今回の白川総裁の記者会見は前回の内容を踏襲するだけでしょうが、現状の市場心理の
悪化に歯止めを掛ける可能性は十分にある。また、今回の会見内容は国内政治との絡みや
思惑も見え隠れしている部分もあるということを否定できない側面も????
この二人の発言以外にも、今週は日米欧の金融当局者の発言がリスク市場に対する目先の
株価材料になる可能性が高いということには注意すべきでしょう。
国内経済指標では2月機械受注、3月景気ウォッチャー調査などが注目されよう。国内
企業決算も2月決算企業で、業種は小売企業中心ではあるが、日経平均株価の寄与度が
高いファースト・リテがあることから注視する市場関係者も多いかな???

米国経済指標では3月米消費者物価指数や4月米ミシガン大消費者信頼感指数速報値
などの経済指標が注目される。
中国の経済指標も3月中国消費者物価指数、中国実質GDP(第1四半期)など経済統計の
発表が予定されている。中国経済の減速を懸念する動きになるのか、それとも、金融緩和
姿勢を示すことになるのか、、、、神経質にならざるを得ない、、、、。
米国においては10日のアルコアを皮切りの企業決算発表が始まる、、、、、直近に発表された
米マクロ経済指標は予想の範囲内か若干下回る内容のものが多く、株価にサプライズを
与えるものはなかったが、個別企業の好決算が株価を押し上げ投資家マインドを前向きに
するかどうか注目される。
欧州ではイタリア国債入札が実施される、、、スペイン国債の入札が不調だったこともある
ため注視すべきでしょう。先週のリスクオフの動きを増幅させた要因の1つであったこと
を考慮しておくべき、、、。

今週は、様々な要因が絡んで市場価格の振れ幅を大きくする可能性が高い。要人発言、
経済指標、企業決算の動向には十分注視、、、、スタンスを決めて相場に対峙すべき、、、。
国内政治、、、、内輪もめは継続か、、、、、北朝鮮の動向は不透明、、、、消化不良になりちだが、
これが売り材料にだけはなって欲しくないなぁ、、、、リスクとして頭の片隅に!


テクニカル面では日経平均5MA(9887.26円、6日時点)と25MA(9957.53円、同)は
D.C.、更に2つの指標は下方トレンド、、、戻り相場になっても25MAは大きな抵抗ライン
になる可能性は高い。また、今月に入ってから売買高・売買代金が減少しており、戻りも
限定され易い。市場エネルギーが回復出来るかどうか大きなポイントの1つでしょう。
一目均衡表では、日足が基準線(9882.13円、同)を下回り、且つ転換線(9957.15円、同)
は下降中、、、今後の相場展開次第では厳しい状況が持続する可能性は高い。
ボリンジャーバンドから考えると上値の重さを認識させられ、マイナス2σ(9573.98円、
同)辺りが下限の目途になるかどうか、、、、。
これまでの上昇過程からすれば9500円辺りまでの下落は自律調整ということになると
考えるのが妥当だが、「金融緩和」で押し上げた経緯があるだけに、その錦の御旗が揺れ
始めたことは買い方には大きな負の要因となろう。
下値は心理的節目である9500円、、、これが当面の下値の目途になるかどうか、、、今週は
その見極め、あるいは確認の週でしょうね、、、。
そこを下回れば、13週MA(9426.03円、同)、更にオプション権利行使価格9250円、、、
これは75MA(9228.50円、同)、、、、200MA(9091.51円、同)そして9000円。
上値は5MA 、25MAが戻りの目途でしょう。

上値については、、、、9750円、9900円。
下値については、、、、9500円、9250円、9000円。


留意すべきは下記の点です。
・原油価格、金価格、為替動向には注視すべきでしょう。
・「様子見」決めたら徹底した方がBETTER!無理はしない、利益確定と自分の担保
状況をしっかり守ることでしょう。

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現物市場において(6日現在)
5MA(9887円)、25MA(9957円)、75MA(9228円)、200MA(9091円)。
基準線(9882円)、転換線(9957円)。
ボリンジャー・+2σ(10341円)。
ボリンジャー・+1σ(10149円)。
ボリンジャー・-1σ(9765円)。
ボリンジャー・-2σ(9573円)。

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【上値について】
9750円、9900円。
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【下値について】
9500円、9250円、9000円。
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【相場予想レンジ】
9400円から9900円(先物)、あるいは9100円から9650円(先物)。
為替市場を中心に、海外株式市場(米国に限らず)や原油価格に左右される展開である
ことに変わりはない。

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【雑感】
自分の担保状況とリスク許容度を考え、時間と価格の分散を図ることが重要。
機を見て最善を尽くすのが肝要。
現状の相場には過度の悲観も持たず、、、、そして、期待感も込めず。

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【投資を行う際のポイント】
ドル安は米国輸出企業には有利、、、輸出倍増計画のオバマ政権には追い風(?)。
2012年2月14日から円安トレンドが鮮明になりつつあるが、これまでドル安を享受した
米国経済がどこまで「ドル高」を容認するか、、、、「原油高」も米国消費には足枷になる
ことは間違いない、、、、今年は米国大統領選挙、、、、、これは米国に限らず、、、政治要因が
経済に影響を与えやすい一年である。
米国の根本的な問題は完全には解消されていない、、、、。住宅と労働市場には改善傾向が
見えているが、米国当局は手放しで喜べる状況にはあらず、不確実性は依然として高い。

中東情勢の「民主化」の運動が長期化するのか、、、また、民主化が現実のものとなった時、
当該国の政治・経済・外交といった基本政策はどうなるのか、、、、それが世界経済に及ぼす
影響は????短期的にも中長期的にも超長期的にも大きなファクターになりますね。
これは、「原油高」を生みやすい要因、、、イランを巡ってイスラエル・米国の政治的行動や
思惑が株式市場・商品市況などのボラティリティを高める可能性は非常に高い。

世界的な金融緩和がリスク資産市場を押し上げているが、将来、原油高が引き起こす
インフレ懸念も念頭に入れる必要がある、、、、インフレ抑制のために「金融緩和」から
「金利引き上げ」という動きが出れば、株式市場に波乱か、、、、これは長期的な事象だと
思いますが、、、、頭の片隅には置いておく必要がある。

ギリシャなど欧州財政問題は様々な波紋を残したまま。他の欧州諸国には同様のリスクが
存在しているため、この懸念を払拭することは容易なことではない。
折に触れ「リスク」として浮上するでしょう。

大自然の猛威に人類の叡智は追い付いていないが、それを克服しようとする努力は
無駄にはならず、必ず将来の大きな礎になると確信しています。

日本経済回復の絶対条件は「成長戦略」を明確に示すことです。与党・野党の区別なく
超党派で「日本」を牽引して欲しい。
外需も必要でしょうが、他力本願ではなく日本の独自性が発揮できる経済環境づくりが
経済の持続的発展を可能とするでしょう。

何度か指摘しましたが、下記の点に留意しなければならないでしょう。
「 デフレ 」がもたらす意味、、、。
「 ドル 」、「 円 」がどういう意味で上昇したり下落したりしているか。
それを十分に吟味し考慮しなければならない。

ENTRYするかどうか、投資枚数、利益確定、ロスカットを
しっかり決めておくことが重要。保証金状況を把握しておくことが大切です。

相場状況は刻一刻と変化しています、、、慎重に、繊細に、大胆に、、、、。
常に、相場には謙虚に、楽観も悲観もなく!

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今週の投資行動・相場に対するコメントにつきましては、
担保状況、リスク許容度、求めている利益に個人差があるため、
投資行動を行うかどうか、ロスカット・利益確定のタイミングや値幅は、
自己責任の原則で読者の皆様ご自身のご判断で決定してください。
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それでは、今週も、、、頑張りましょう!
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今後ともよろしくお願い申し上げます。

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