
今週の展望(5月20日)
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【今週の主要な経済指標等】
21日(月)
金環日食
株式市場休場(カナダ)
米4月シカゴ連銀全米活動指数
ロックハート・アトランタ連銀総裁、講演
22日(火)
ユーロ圏5月消費者信頼感
4月米中古住宅販売件数
米5月リッチモンド連銀製造業指数
米国企業決算:デル、ベストバイ
23日(水)
4月貿易収支
日銀政策金利発表、白川日銀総裁の記者会見
EU臨時首脳会議
4月米新築住宅販売件数
米国企業決算:ヒューレット・パッカード(0.913)
24日(木)
5月金融経済月報
独GDP確報値(第1四半期)
5月ユーロ圏総合PMI・速報値
5月ドイツIFO景況感指数
4月米耐久財受注
米新規失業保険申請件数(5月19日までの週)
ドラギECB総裁、ビスコ伊中銀総裁、講演
米国企業決算:ティファニー
25日(金)
4月全国消費者物価指数
6月独GFK消費者信頼感調査
5月米ミシガン大学消費者信頼感・確報値
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今週は、、、、、、
下値模索の展開となるかどうか、、、、欧州次第?米国次第?、、、波乱含みは続く。
日本株式市場は欧州動向の懸念から調整色が強まっている。日本株式市場のメイン・
プレイヤーである海外投資家はリスク回避から「売り」姿勢であるため、国内株式市場は
海外株式市場の調整と円高を受け止めるだけの買い手が不在と考えて臨んだ方が無難。
一方で、テクニカル面では「売られ過ぎ」のシグナルは発していることも事実、、、海外
株式市場が落ち着けば短期リバウンドは十分にあるが、自律反発の域を出ないでしょう。
本格的な株価反発のためには欧州の政治・経済体制の立て直しへの道筋が具体性を持った
政策が示され実行に移されなければならない。その意味で、G8首脳会議で提言された
「財政再建と成長促進」という施策には具体性はない、、、お題目を唱えるだけにならなけ
ればよいが、、、、、市場は具体性と実行性を待っているが、時間を要するかな、、、。
やはり、来月のギリシャ再選挙の結果を待つしかないのかな。一先ずは、欧州の動向に
ついては今週のEU臨時首脳会議に注目しておきたい。
国内では23日の白川日銀総裁が金融緩和姿勢継続をどのように示すか注目したい。
米国では住宅関連の経済指標、、、改善傾向が持続しているかどうか注視すべき、、、そして
JPモルガン問題の結末と浮上している金融規制はどうなるのか、、、。
期待の大型新人フェイスブックと巨大過ぎるアップルが指数や投資家心理に与える定性
的・定量的な影響度、、、、推移は見守りたい局面ですね。
日々の欧州動向(ギリシャ、スペイン、イタリア、ポルトガル中心)に目を配りながら、
「リスク回避」からの売り方と「売られ過ぎ」からの買い方の綱引きといった処かな、、、、。
日経平均株価の1ヶ月半の下落幅は約1500円となり、売られ過ぎの感が非常に強い。
東証1部の騰落レシオ(25MA)は68.06%、、、、急落した昨年8月は63.32%をボトムに
して株式相場が底入れしたが、、、PER、PBRなどバリュエーション面からも十分に割安感
を感じさせる。それでも、売り優勢となるということは、現状の欧州懸念に端を発した
弱気材料を市場に織り込みたくても、なかなか出口が見えない代物ということが主因と
考えておくべきなのかな???割安感から「買い」ではあっても「買い上がる」理由には
ならないということと考えておきます。
テクニカル面では5MA(8832.73円、18日時点)、と25MA(9289.26円、同)は
D.C.継続中、200MA(9017.77、同)だけでなく75MAも下降トレンドへ、、、。5MAが
上値を圧迫し200MAを下回っている。今回の新たなマド(8735.54円―8765.71円)を
空け、金曜日の終値はほぼ安値圏で取引を終了したことで下方圧力の強さは否定できない。
ボリンジャー、一目均衡表から考えると下方トレンドの強さは明確であり相場の厳しさに
抗うことは出来ない。
日経平均株価は心理的な節目8500円を割り込むと昨年3月15日安値(8227.63円)、
昨年11月25日安値(8135.79円)、最終的には8000円を意識させられる可能性も、、、。
そこまでの悲観的な相場にはならないと思いますが、新たな悪材料が出現すれば、、、、。
8500円を中心と考えて相場に臨むだけ。。。。
出来高・売買代金は低迷したまま、、、、ここが増加してくれば、相場が転換する???
セリングクライマックスを迎えて相場の下値固めが出来れば面白いが、、、現実は???
下値はオプション権利行使価格8250円、更に8100円、8000円と考えておきます。
上値はオプション権利行使価格8750円、8900円、9000円が目処かな、、、。
8500円を挟んで上下200円幅が主戦場でしょうか、、、、。
留意すべきは下記の点です。
・原油価格、金価格、為替動向には注視すべきでしょう。
・「様子見」決めたら徹底した方がBETTER!無理はしない、利益確定と自分の担保
状況をしっかり守ることでしょう。
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現物市場において(18日現在)
5MA(8832円)、25MA(9289円)、75MA(9504円)、200MA(9017円)。
基準線(9139円)、転換線(8897円)。
ボリンジャー・+2σ(9907円)。
ボリンジャー・+1σ(9598円)。
ボリンジャー・-1σ(8979円)。
ボリンジャー・-2σ(8670円)。
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【上値について】
8750円、8900円、9000円。
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【下値について】
8250円、8100円、8000円。
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【相場予想レンジ】
8250円から8750円(先物)、あるいは8000円から8700円(先物)。
為替市場を中心に、海外株式市場(米国に限らず)や原油価格に左右される展開である
ことに変わりはない。
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【雑感】
自分の担保状況とリスク許容度を考え、時間と価格の分散を図ることが重要。
機を見て最善を尽くすのが肝要。
現状の相場には過度の悲観も持たず、、、、そして、期待感も込めず。
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【投資を行う際のポイント】
ドル安は米国輸出企業には有利、、、輸出倍増計画のオバマ政権には追い風(?)。
2012年2月14日から円安トレンドが鮮明になりつつあるが、これまでドル安を享受した
米国経済がどこまで「ドル高」を容認するか、、、、「原油高」も米国消費には足枷になる
ことは間違いない、、、、今年は米国大統領選挙、、、、、これは米国に限らず、、、政治要因が
経済に影響を与えやすい一年である。
米国の根本的な問題は完全には解消されていない、、、、。住宅と労働市場には改善傾向が
見えているが、米国当局は手放しで喜べる状況にはあらず、不確実性は依然として高い。
中東情勢の「民主化」の運動が長期化するのか、、、また、民主化が現実のものとなった時、
当該国の政治・経済・外交といった基本政策はどうなるのか、、、、それが世界経済に及ぼす
影響は????短期的にも中長期的にも超長期的にも大きなファクターになりますね。
これは、「原油高」を生みやすい要因、、、イランを巡ってイスラエル・米国の政治的行動や
思惑が株式市場・商品市況などのボラティリティを高める可能性は非常に高い。
世界的な金融緩和がリスク資産市場を押し上げているが、将来、原油高が引き起こす
インフレ懸念も念頭に入れる必要がある、、、、インフレ抑制のために「金融緩和」から
「金利引き上げ」という動きが出れば、株式市場に波乱か、、、、これは長期的な事象だと
思いますが、、、、頭の片隅には置いておく必要がある。
ギリシャなど欧州財政問題は様々な波紋を残したまま。他の欧州諸国には同様のリスクが
存在しているため、この懸念を払拭することは容易なことではない。
折に触れ「リスク」として浮上するでしょう。
大自然の猛威に人類の叡智は追い付いていないが、それを克服しようとする努力は
無駄にはならず、必ず将来の大きな礎になると確信しています。
日本経済回復の絶対条件は「成長戦略」を明確に示すことです。与党・野党の区別なく
超党派で「日本」を牽引して欲しい。
外需も必要でしょうが、他力本願ではなく日本の独自性が発揮できる経済環境づくりが
経済の持続的発展を可能とするでしょう。
何度か指摘しましたが、下記の点に留意しなければならないでしょう。
「 デフレ 」がもたらす意味、、、。
「 ドル 」、「 円 」がどういう意味で上昇したり下落したりしているか。
それを十分に吟味し考慮しなければならない。
ENTRYするかどうか、投資枚数、利益確定、ロスカットを
しっかり決めておくことが重要。保証金状況を把握しておくことが大切です。
相場状況は刻一刻と変化しています、、、慎重に、繊細に、大胆に、、、、。
常に、相場には謙虚に、楽観も悲観もなく!
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今週の投資行動・相場に対するコメントにつきましては、
担保状況、リスク許容度、求めている利益に個人差があるため、
投資行動を行うかどうか、ロスカット・利益確定のタイミングや値幅は、
自己責任の原則で読者の皆様ご自身のご判断で決定してください。
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それでは、今週も、、、頑張りましょう!
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【今週の主要な経済指標等】
21日(月)
金環日食
株式市場休場(カナダ)
米4月シカゴ連銀全米活動指数
ロックハート・アトランタ連銀総裁、講演
22日(火)
ユーロ圏5月消費者信頼感
4月米中古住宅販売件数
米5月リッチモンド連銀製造業指数
米国企業決算:デル、ベストバイ
23日(水)
4月貿易収支
日銀政策金利発表、白川日銀総裁の記者会見
EU臨時首脳会議
4月米新築住宅販売件数
米国企業決算:ヒューレット・パッカード(0.913)
24日(木)
5月金融経済月報
独GDP確報値(第1四半期)
5月ユーロ圏総合PMI・速報値
5月ドイツIFO景況感指数
4月米耐久財受注
米新規失業保険申請件数(5月19日までの週)
ドラギECB総裁、ビスコ伊中銀総裁、講演
米国企業決算:ティファニー
25日(金)
4月全国消費者物価指数
6月独GFK消費者信頼感調査
5月米ミシガン大学消費者信頼感・確報値
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今週は、、、、、、
下値模索の展開となるかどうか、、、、欧州次第?米国次第?、、、波乱含みは続く。
日本株式市場は欧州動向の懸念から調整色が強まっている。日本株式市場のメイン・
プレイヤーである海外投資家はリスク回避から「売り」姿勢であるため、国内株式市場は
海外株式市場の調整と円高を受け止めるだけの買い手が不在と考えて臨んだ方が無難。
一方で、テクニカル面では「売られ過ぎ」のシグナルは発していることも事実、、、海外
株式市場が落ち着けば短期リバウンドは十分にあるが、自律反発の域を出ないでしょう。
本格的な株価反発のためには欧州の政治・経済体制の立て直しへの道筋が具体性を持った
政策が示され実行に移されなければならない。その意味で、G8首脳会議で提言された
「財政再建と成長促進」という施策には具体性はない、、、お題目を唱えるだけにならなけ
ればよいが、、、、、市場は具体性と実行性を待っているが、時間を要するかな、、、。
やはり、来月のギリシャ再選挙の結果を待つしかないのかな。一先ずは、欧州の動向に
ついては今週のEU臨時首脳会議に注目しておきたい。
国内では23日の白川日銀総裁が金融緩和姿勢継続をどのように示すか注目したい。
米国では住宅関連の経済指標、、、改善傾向が持続しているかどうか注視すべき、、、そして
JPモルガン問題の結末と浮上している金融規制はどうなるのか、、、。
期待の大型新人フェイスブックと巨大過ぎるアップルが指数や投資家心理に与える定性
的・定量的な影響度、、、、推移は見守りたい局面ですね。
日々の欧州動向(ギリシャ、スペイン、イタリア、ポルトガル中心)に目を配りながら、
「リスク回避」からの売り方と「売られ過ぎ」からの買い方の綱引きといった処かな、、、、。
日経平均株価の1ヶ月半の下落幅は約1500円となり、売られ過ぎの感が非常に強い。
東証1部の騰落レシオ(25MA)は68.06%、、、、急落した昨年8月は63.32%をボトムに
して株式相場が底入れしたが、、、PER、PBRなどバリュエーション面からも十分に割安感
を感じさせる。それでも、売り優勢となるということは、現状の欧州懸念に端を発した
弱気材料を市場に織り込みたくても、なかなか出口が見えない代物ということが主因と
考えておくべきなのかな???割安感から「買い」ではあっても「買い上がる」理由には
ならないということと考えておきます。
テクニカル面では5MA(8832.73円、18日時点)、と25MA(9289.26円、同)は
D.C.継続中、200MA(9017.77、同)だけでなく75MAも下降トレンドへ、、、。5MAが
上値を圧迫し200MAを下回っている。今回の新たなマド(8735.54円―8765.71円)を
空け、金曜日の終値はほぼ安値圏で取引を終了したことで下方圧力の強さは否定できない。
ボリンジャー、一目均衡表から考えると下方トレンドの強さは明確であり相場の厳しさに
抗うことは出来ない。
日経平均株価は心理的な節目8500円を割り込むと昨年3月15日安値(8227.63円)、
昨年11月25日安値(8135.79円)、最終的には8000円を意識させられる可能性も、、、。
そこまでの悲観的な相場にはならないと思いますが、新たな悪材料が出現すれば、、、、。
8500円を中心と考えて相場に臨むだけ。。。。
出来高・売買代金は低迷したまま、、、、ここが増加してくれば、相場が転換する???
セリングクライマックスを迎えて相場の下値固めが出来れば面白いが、、、現実は???
下値はオプション権利行使価格8250円、更に8100円、8000円と考えておきます。
上値はオプション権利行使価格8750円、8900円、9000円が目処かな、、、。
8500円を挟んで上下200円幅が主戦場でしょうか、、、、。
留意すべきは下記の点です。
・原油価格、金価格、為替動向には注視すべきでしょう。
・「様子見」決めたら徹底した方がBETTER!無理はしない、利益確定と自分の担保
状況をしっかり守ることでしょう。
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現物市場において(18日現在)
5MA(8832円)、25MA(9289円)、75MA(9504円)、200MA(9017円)。
基準線(9139円)、転換線(8897円)。
ボリンジャー・+2σ(9907円)。
ボリンジャー・+1σ(9598円)。
ボリンジャー・-1σ(8979円)。
ボリンジャー・-2σ(8670円)。
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【上値について】
8750円、8900円、9000円。
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【下値について】
8250円、8100円、8000円。
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【相場予想レンジ】
8250円から8750円(先物)、あるいは8000円から8700円(先物)。
為替市場を中心に、海外株式市場(米国に限らず)や原油価格に左右される展開である
ことに変わりはない。
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【雑感】
自分の担保状況とリスク許容度を考え、時間と価格の分散を図ることが重要。
機を見て最善を尽くすのが肝要。
現状の相場には過度の悲観も持たず、、、、そして、期待感も込めず。
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【投資を行う際のポイント】
ドル安は米国輸出企業には有利、、、輸出倍増計画のオバマ政権には追い風(?)。
2012年2月14日から円安トレンドが鮮明になりつつあるが、これまでドル安を享受した
米国経済がどこまで「ドル高」を容認するか、、、、「原油高」も米国消費には足枷になる
ことは間違いない、、、、今年は米国大統領選挙、、、、、これは米国に限らず、、、政治要因が
経済に影響を与えやすい一年である。
米国の根本的な問題は完全には解消されていない、、、、。住宅と労働市場には改善傾向が
見えているが、米国当局は手放しで喜べる状況にはあらず、不確実性は依然として高い。
中東情勢の「民主化」の運動が長期化するのか、、、また、民主化が現実のものとなった時、
当該国の政治・経済・外交といった基本政策はどうなるのか、、、、それが世界経済に及ぼす
影響は????短期的にも中長期的にも超長期的にも大きなファクターになりますね。
これは、「原油高」を生みやすい要因、、、イランを巡ってイスラエル・米国の政治的行動や
思惑が株式市場・商品市況などのボラティリティを高める可能性は非常に高い。
世界的な金融緩和がリスク資産市場を押し上げているが、将来、原油高が引き起こす
インフレ懸念も念頭に入れる必要がある、、、、インフレ抑制のために「金融緩和」から
「金利引き上げ」という動きが出れば、株式市場に波乱か、、、、これは長期的な事象だと
思いますが、、、、頭の片隅には置いておく必要がある。
ギリシャなど欧州財政問題は様々な波紋を残したまま。他の欧州諸国には同様のリスクが
存在しているため、この懸念を払拭することは容易なことではない。
折に触れ「リスク」として浮上するでしょう。
大自然の猛威に人類の叡智は追い付いていないが、それを克服しようとする努力は
無駄にはならず、必ず将来の大きな礎になると確信しています。
日本経済回復の絶対条件は「成長戦略」を明確に示すことです。与党・野党の区別なく
超党派で「日本」を牽引して欲しい。
外需も必要でしょうが、他力本願ではなく日本の独自性が発揮できる経済環境づくりが
経済の持続的発展を可能とするでしょう。
何度か指摘しましたが、下記の点に留意しなければならないでしょう。
「 デフレ 」がもたらす意味、、、。
「 ドル 」、「 円 」がどういう意味で上昇したり下落したりしているか。
それを十分に吟味し考慮しなければならない。
ENTRYするかどうか、投資枚数、利益確定、ロスカットを
しっかり決めておくことが重要。保証金状況を把握しておくことが大切です。
相場状況は刻一刻と変化しています、、、慎重に、繊細に、大胆に、、、、。
常に、相場には謙虚に、楽観も悲観もなく!
■■■■■■■■■
今週の投資行動・相場に対するコメントにつきましては、
担保状況、リスク許容度、求めている利益に個人差があるため、
投資行動を行うかどうか、ロスカット・利益確定のタイミングや値幅は、
自己責任の原則で読者の皆様ご自身のご判断で決定してください。
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それでは、今週も、、、頑張りましょう!
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