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日経225先物・オプション 予想と実況中継

相場の格闘技 日経225先物・オプショントレードを元敏腕証券マンが実況中継。日経225先物・日経225mini(ミニ)・オプション・為替相場を裁量トレードで勝利のゴングを鳴らす!

今週の展望(6月24日)

今週の展望(6月24日)

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【今週の主要な経済指標等】
25日(月)
ドイツ短期債入札
7月ドイツGFK消費者信頼感調査
5月米シカゴ連銀全米活動指数
5月米新築住宅販売件数
6月米ダラス連銀製造業活動

26日(火)
スペイン短期債入札
イタリア債入札
4月S&Pケースシラー住宅価格
6月米CB消費者信頼感指数
6月米リッチモンド連銀製造業指数

27日(水)
6月独消費者物価
5月米耐久財受注
5月米中古住宅販売仮契約

28日(木)
6月ドイツ失業率・失業者数
米GDP・確報値(第1四半期)
米新規失業保険申請件数(6月23日までの週)
EU首脳会議(29日まで)

29日(金)
5月雇用統計
5月全国消費者物価指数
フランス実質GDP・確報値(第1四半期)
6月ユーロ圏消費者物価指数
5月米個人所得
5月米個人消費支出

中国6月HSBC製造業PMI
6月米シカゴ購買部協会景気指数
6月米ミシガン大学消費者信頼感指数
30日(土)
ポルトガル第3四半期の短期国債発行計画の発表期限

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今週は、、、、、、
上値追い易い投資環境が継続するかどうか、、、、、米国・中国の景気減速感がポイントかな。


日経平均は上値抵抗ラインとして意識されていた25MA(8595.18円)を突破したことで、
戻り歩調を強める公算が大きい、、、更に200MA(8944.65円)、心理的な節目の9000円が
ターゲットになるシナリオが描かれるのは必然か、、、
ただし、ここからは戻り待ちの売りが多いと考えられ、これを吸収するためには相当の
市場エネルギーが必要となるのは明らか。
東証1部の売買代金は1兆円超が確保されなければ上値を追う展開は短命か???
国内政治の混乱が短期的に大きな影響を及ぼすことはないと考えていますが、今後の政権
運営が厳しい状況に陥る可能性も十分にあることは頭の片隅に置いておく必要がある。

市場は引き続きスペイン情勢など欧州動向が相場を左右すると考えた方がBETTER。
スペイン10年債利回りは危険水域とされる7%を一時突破したものの、その後は鎮静化。
これは、ユーロ圏の各国首脳が救済基金による国債購入を認めるとの観測などが大きな
影響を及ぼしていると思われる。従って、予断を許さない状況が続いていることに変化は
ない。
注目は月末にかけて欧州で開催されるEU首脳会議、、、、、、ここで欧州危機打開に向けた
動きがあるかどうか、、、。
そして、米国の経済指標、、、、米国の景気動向が注目される。直近発表されたマクロ指標は
景気減速を示す結果となったが、、、、今週、発表される経済指標はそれを否定するかどうか。
内容によっては、ドル円の上昇が打ち消され米追加緩和期待が高まり、ドル安・円高圧力
が再びかかる可能性もある
欧州問題を抱かえながら、米国経済指標に反応する為替市場睨みの展開でしょう。


テクニカル面では5MA(8750.32円)と25MAは上昇トレンド、且つG.C.を示現中、、、、
更に、ボリンジャー、一目均衡表からすれば上値追いの下地は十分にある。
下値は5MA、25MA、、、、更に心理的なライン8500円。
上値は200MA(8944.65円)と9000円の心理的な節目ということかな、、、、。
すべては売買代金と出来高の増加が大きな判断材料でしょう。


今週も引き続き、相場には距離感を持って臨んでいた方が無難かな

留意すべきは下記の点です。
・原油価格、金価格、為替動向には注視すべきでしょう。
・「様子見」決めたら徹底した方がBETTER!無理はしない、利益確定と自分の担保
状況をしっかり守ることでしょう。

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現物市場において(22日現在)
5MA(8750円)、25MA(8595円)、75MA(9275円)、200MA(8944円)。
基準線(8549円)、転換線(8655円)。
ボリンジャー・+2σ(8839円)。
ボリンジャー・+1σ(8717円)。
ボリンジャー・-1σ(8473円)。
ボリンジャー・-2σ(8351円)。

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【上値について】
8900円、9000円。
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【下値について】
8600円、8500円、8250円
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【相場予想レンジ】
8650円から8900円(先物)、あるいは8500円から8850円(先物)。
為替市場を中心に、海外株式市場(米国に限らず)や原油価格に左右される展開である
ことに変わりはない。

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【雑感】
自分の担保状況とリスク許容度を考え、時間と価格の分散を図ることが重要。
機を見て最善を尽くすのが肝要。
現状の相場には過度の悲観も持たず、、、、そして、期待感も込めず。

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【投資を行う際のポイント】
ドル安は米国輸出企業には有利、、、輸出倍増計画のオバマ政権には追い風(?)。
2012年2月14日から円安トレンドが鮮明になりつつあるが、これまでドル安を享受した
米国経済がどこまで「ドル高」を容認するか、、、、「原油高」も米国消費には足枷になる
ことは間違いない、、、、今年は米国大統領選挙、、、、、これは米国に限らず、、、政治要因が
経済に影響を与えやすい一年である。
米国の根本的な問題は完全には解消されていない、、、、。住宅と労働市場には改善傾向が
見えているが、米国当局は手放しで喜べる状況にはあらず、不確実性は依然として高い。

中東情勢の「民主化」の運動が長期化するのか、、、また、民主化が現実のものとなった時、
当該国の政治・経済・外交といった基本政策はどうなるのか、、、、それが世界経済に及ぼす
影響は????短期的にも中長期的にも超長期的にも大きなファクターになりますね。
これは、「原油高」を生みやすい要因、、、イランを巡ってイスラエル・米国の政治的行動や
思惑が株式市場・商品市況などのボラティリティを高める可能性は非常に高い。

世界的な金融緩和がリスク資産市場を押し上げているが、将来、原油高が引き起こす
インフレ懸念も念頭に入れる必要がある、、、、インフレ抑制のために「金融緩和」から
「金利引き上げ」という動きが出れば、株式市場に波乱か、、、、これは長期的な事象だと
思いますが、、、、頭の片隅には置いておく必要がある。

ギリシャなど欧州財政問題は様々な波紋を残したまま。他の欧州諸国には同様のリスクが
存在しているため、この懸念を払拭することは容易なことではない。
折に触れ「リスク」として浮上するでしょう。

大自然の猛威に人類の叡智は追い付いていないが、それを克服しようとする努力は
無駄にはならず、必ず将来の大きな礎になると確信しています。

日本経済回復の絶対条件は「成長戦略」を明確に示すことです。与党・野党の区別なく
超党派で「日本」を牽引して欲しい。
外需も必要でしょうが、他力本願ではなく日本の独自性が発揮できる経済環境づくりが
経済の持続的発展を可能とするでしょう。

何度か指摘しましたが、下記の点に留意しなければならないでしょう。
「 デフレ 」がもたらす意味、、、。
「 ドル 」、「 円 」がどういう意味で上昇したり下落したりしているか。
それを十分に吟味し考慮しなければならない。

ENTRYするかどうか、投資枚数、利益確定、ロスカットを
しっかり決めておくことが重要。保証金状況を把握しておくことが大切です。

相場状況は刻一刻と変化しています、、、慎重に、繊細に、大胆に、、、、。
常に、相場には謙虚に、楽観も悲観もなく!

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今週の投資行動・相場に対するコメントにつきましては、
担保状況、リスク許容度、求めている利益に個人差があるため、
投資行動を行うかどうか、ロスカット・利益確定のタイミングや値幅は、
自己責任の原則で読者の皆様ご自身のご判断で決定してください。
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それでは、今週も、、、頑張りましょう!
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