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日経225先物・オプション 予想と実況中継

相場の格闘技 日経225先物・オプショントレードを元敏腕証券マンが実況中継。日経225先物・日経225mini(ミニ)・オプション・為替相場を裁量トレードで勝利のゴングを鳴らす!

今週の展望(7月1日)

今週の展望(7月1日)

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【今週の主要な経済指標等】
2日(月)
日銀短観(6月調査)
6月ユーロ圏内製造業PMI確報値
6月米ISM製造業景気指数

3日(火)
6月マネタリーベース
6月中国非製造業PMI
5月ユーロ圏生産者物価指数
豪中銀理事会
5月米製造業受注
6月米新車販売台数

4日(水)
6月ユーロ圏内非製造業PMI確報値
ドイツ5年債入札
BOE金融政策委員会(~5日)

5日(木)
BOE金融政策委員会
ECB理事会・ドラギ総裁会見
6月米ADP雇用者数
6月米ISM非製造業景気指数
スペイン債とフランス債入札

6日(金)
5月景気動向指数
6月米雇用統計

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今週は、、、、、、
戻りを試す展開か、、、、、米国経済指標が歩調が続く


日経平均は上値抵抗ラインとして意識されていた200MA(8942.99円、29日時)、心理的
な節目の9000円を突破したことで市場心理は上値志向が強い。
欧州危機に対応する方向で欧州首脳が一歩前に施策を進めたことが、買い方の大きな支援
材料となった。欧州問題はまだまだ紆余曲折はあるが、短期的には終息かな、、、、今後は、
欧州首脳や金融当局者の発言に左右される展開でしょう、、、、。


今後は米国経済指標や米国決算がリスク資産市場の材料と捉えて臨むしかないか、、、、。
国内株式市場は出来高や売買代金が1.3兆円以上をコンスタントに出来る環境が続くか
どうか注目されるでしょう。


ただ、日本株式市場は短期的な相場上昇でテクニカル面では過熱感が台頭????
東証1部の騰落レシオ(25MA)は122.88%に達し、3月27日(124.19%)以来の水準。
日柄調整が押し目買い狙いの強気派や出遅れた投資家には絶好の投資機会ということかな。


国内の経済指標としては6月日銀短観が注目、、、、。
大企業・製造業DIは前回比で若干悪化、、、、、大企業・非製造業は若干改善、、、。という
見解が支配的。今回の日銀短観は欧州財政危機や円高進行が大きく影響しているため悪化
するというのは当然だが、これは織り込み済みでしょう、、、むしろ先行き見通しが改善
するかどうか注目されよう。更に注目すべきは企業の2012年度の想定為替レート、、、。
前回は78.14円だったが、、、、今回はどうでしょうか、、、、。
米国経済指標では、6月米ISM製造業景気指数、5月米製造業新規受注、6月ADP雇用
統計、そして、週末の6月米雇用統計、、、、重要な経済指標の発表が目白押し。米国市場は
独立記念日で休場もあり薄商いの中でも相場のブレが大きくなる可能性も、、、。
欧州ではECBが利下げに動くでしょうが、利下げ幅がどうなるか、、、、、景気を刺激する
金融政策になるかどうか、、、、、ただ、これを好感しても一時的でしょう、、、。


全体的には買い方有利との相場展開と考えて臨むしかないでしょう、、、、売り方としては
仕切り直し、、、ただ、好材料は続いたが、何も解決していない。


上値は、75MA(9211.54円、同)、オプション権利行使価格9250円が意識される。
下値は200MAと5MA(8802.00円、同)が日々のトレーディングで意識され易い価格か、、、、ただ、米国
経済指標如何では思わぬ波乱も、、、、下限価格は広めに見ておきます。8800円、8750円、
8600円も可能性として、、、、低いでしょうが、、、、。
すべては売買代金と出来高の増加が持続するかどうか、、、、。

留意すべきは下記の点です。
・原油価格、金価格、為替動向には注視すべきでしょう。
・「様子見」決めたら徹底した方がBETTER!無理はしない、利益確定と自分の担保
状況をしっかり守ることでしょう。

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現物市場において(29日現在)
5MA(8802円)、25MA(8633円)、75MA(9211円)、200MA(8942円)。
基準線(8641円)、転換線(8831円)。
ボリンジャー・+2σ(8946円)。
ボリンジャー・+1σ(8789円)。
ボリンジャー・-1σ(8476円)。
ボリンジャー・-2σ(8319円)。

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【上値について】
9250円。
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【下値について】
8800円、8750円、8600円
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【相場予想レンジ】
8800円から9250円(先物)、あるいは8700円から9250円(先物)。
為替市場を中心に、海外株式市場(米国に限らず)や原油価格に左右される展開である
ことに変わりはない。

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【雑感】
自分の担保状況とリスク許容度を考え、時間と価格の分散を図ることが重要。
機を見て最善を尽くすのが肝要。
現状の相場には過度の悲観も持たず、、、、そして、期待感も込めず。

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【投資を行う際のポイント】
ドル安は米国輸出企業には有利、、、輸出倍増計画のオバマ政権には追い風(?)。
2012年2月14日から円安トレンドが鮮明になりつつあるが、これまでドル安を享受した
米国経済がどこまで「ドル高」を容認するか、、、、「原油高」も米国消費には足枷になる
ことは間違いない、、、、今年は米国大統領選挙、、、、、これは米国に限らず、、、政治要因が
経済に影響を与えやすい一年である。
米国の根本的な問題は完全には解消されていない、、、、。住宅と労働市場には改善傾向が
見えているが、米国当局は手放しで喜べる状況にはあらず、不確実性は依然として高い。

中東情勢の「民主化」の運動が長期化するのか、、、また、民主化が現実のものとなった時、
当該国の政治・経済・外交といった基本政策はどうなるのか、、、、それが世界経済に及ぼす
影響は????短期的にも中長期的にも超長期的にも大きなファクターになりますね。
これは、「原油高」を生みやすい要因、、、イランを巡ってイスラエル・米国の政治的行動や
思惑が株式市場・商品市況などのボラティリティを高める可能性は非常に高い。

世界的な金融緩和がリスク資産市場を押し上げているが、将来、原油高が引き起こす
インフレ懸念も念頭に入れる必要がある、、、、インフレ抑制のために「金融緩和」から
「金利引き上げ」という動きが出れば、株式市場に波乱か、、、、これは長期的な事象だと
思いますが、、、、頭の片隅には置いておく必要がある。

ギリシャなど欧州財政問題は様々な波紋を残したまま。他の欧州諸国には同様のリスクが
存在しているため、この懸念を払拭することは容易なことではない。
折に触れ「リスク」として浮上するでしょう。

大自然の猛威に人類の叡智は追い付いていないが、それを克服しようとする努力は
無駄にはならず、必ず将来の大きな礎になると確信しています。

日本経済回復の絶対条件は「成長戦略」を明確に示すことです。与党・野党の区別なく
超党派で「日本」を牽引して欲しい。
外需も必要でしょうが、他力本願ではなく日本の独自性が発揮できる経済環境づくりが
経済の持続的発展を可能とするでしょう。

何度か指摘しましたが、下記の点に留意しなければならないでしょう。
「 デフレ 」がもたらす意味、、、。
「 ドル 」、「 円 」がどういう意味で上昇したり下落したりしているか。
それを十分に吟味し考慮しなければならない。

ENTRYするかどうか、投資枚数、利益確定、ロスカットを
しっかり決めておくことが重要。保証金状況を把握しておくことが大切です。

相場状況は刻一刻と変化しています、、、慎重に、繊細に、大胆に、、、、。
常に、相場には謙虚に、楽観も悲観もなく!

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今週の投資行動・相場に対するコメントにつきましては、
担保状況、リスク許容度、求めている利益に個人差があるため、
投資行動を行うかどうか、ロスカット・利益確定のタイミングや値幅は、
自己責任の原則で読者の皆様ご自身のご判断で決定してください。
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それでは、今週も、、、頑張りましょう!
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