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日経225先物・オプション 予想と実況中継

相場の格闘技 日経225先物・オプショントレードを元敏腕証券マンが実況中継。日経225先物・日経225mini(ミニ)・オプション・為替相場を裁量トレードで勝利のゴングを鳴らす!

今週の展望(7月16日)

今週の展望(7月16日)

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【今週の主要な経済指標等】
16日(月)
日本は祝日で休場(海の日)
6月ユーロ圏消費者物価指数
6月米小売売上高
7月米NY連銀製造業景気指数
米国企業決算:シティグループ

17日(火)
豪中銀議事録
7月独ZEW景況感調査
6月米消費者物価指数
6月米鉱工業生産・設備稼働率
バーナンキFRB議長、上院で半期の金融政策報告
米国企業決算:コカ・コーラ、インテル、G.S.ステート・ストリート、ヤフー

18日(水)
日銀議事録(6月14日、15日分)
6月米住宅着工・建設許可件数
米ベージュブック(地区連銀経済報告書)
バーナンキFRB議長、下院で半期の金融政策報告
国内企業決算:安川電機
米国企業決算:IBM、BOA、アメリカン・エキスプレス、イーベイ

19日(木)
6月粗鋼生産
スペイン国債入札
米新規失業保険申請件数(7月14日までの週)
6月米中古住宅販売件数
6月米景気先行指数
7月米フィラデルフィア連銀製造業景況感指数
米国企業決算:マイクロソフト

20日(金)
日本企業決算:東京製鉄、ジャフコ、ゴールドクレスト
米国企業決算;G.E.、M.S.、ゼロックス

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今週は、、、、、、
ブレの大きい相場展開といった処か、、、、強弱感が対立、、、、。
米国企業決算動向が米国株式市場だけでなく、為替市場、日本株式市場に与える影響はが
非常に大きくなると考えられる。
加えて、世界経済の牽引役であった中国経済の減速感は否めないため、ワールドワイドで
株式市場が世界景気の恩恵を受けるには時間が必要であり、現状で将来の好転を織り込む
には無理がある。先週の中国経済指標の発表で織り込まれたと解釈も出来るが、将来の
展望に明るさは見えない。何故なら、現状の中国経済が欧州経済の動向に影響を受け易い
ため、、、、。中国が経済刺激策を本格化するのは今秋以降、、、、政治日程から考えて致し方
ない処、、、、、。
米国企業決算と為替市場動向が大きな材料であるが、欧州市場と中国市場からも目が離せ
ない神経質な展開と考えて相場に臨むしかない、、、、些細なことで大きな波乱も、、、、。

日経平均株価は25MA(8798.95円、13日時点)を早期に回復出来るかどうか、、、、
これが大きなポイントかな、、、
東証1部の騰落レシオ(25MA)は110.6%と直近ピーク(136.96%)から低下している
ものの、過熱感が解消されているとは言い難く、日柄調整が続く可能性がある。
外部環境の悪化が明確になれば、相対的に円高になってしまう。現状の日本経済で円高と
なるのは妙であるが、為替が相対的な変動によって決定される市場であれば已むを得ない。
これを受けて日本株式市場は調整を余儀なくされ、リスク資産離れから思わぬ波乱には
警戒すべきでしょう。日経平均株価が8500円を割れれば下落スピードが加速???

日経平均株価は8700円を挟んだ展開と考えておきます、、、、。
上値は25MA、200MA(8954.81円、同)、心理的節目9000円か、、、、。ただし、出来高を
伴わない上昇となれば持続性はないでしょう。
下値は6月4日安値から7月4日高値までの上昇幅に対する61.8%押しの8581.63円と
考え8600円処が目途かな、、、更に心理的な節目の8500円ということになるのでしょうが、
ここを割れれば、8300円までの調整も、、、、。

留意すべきは下記の点です。
・原油価格、金価格、為替動向には注視すべきでしょう。
・「様子見」決めたら徹底した方がBETTER!無理はしない、利益確定と自分の担保
状況をしっかり守ることでしょう。

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現物市場において(13日現在)
5MA(8809円)、25MA(8798円)、75MA(9057円)、200MA(8954円)。
基準線(8781円)、転換線(8915円)。
ボリンジャー・+2σ(9144円)。
ボリンジャー・+1σ(8971円)。
ボリンジャー・-1σ(8626円)。
ボリンジャー・-2σ(8453円)。

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【上値について】
8800円、8900円。
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【下値について】
8600円、8500円、8300円
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【相場予想レンジ】
8500円から8800円(先物)、あるいは8600円から8900円(先物)。
為替市場を中心に、海外株式市場(米国に限らず)や原油価格に左右される展開である
ことに変わりはない。

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【雑感】
自分の担保状況とリスク許容度を考え、時間と価格の分散を図ることが重要。
機を見て最善を尽くすのが肝要。
現状の相場には過度の悲観も持たず、、、、そして、期待感も込めず。

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【投資を行う際のポイント】
ドル安は米国輸出企業には有利、、、輸出倍増計画のオバマ政権には追い風(?)。
2012年2月14日から円安トレンドが鮮明になりつつあるが、これまでドル安を享受した
米国経済がどこまで「ドル高」を容認するか、、、、「原油高」も米国消費には足枷になる
ことは間違いない、、、、今年は米国大統領選挙、、、、、これは米国に限らず、、、政治要因が
経済に影響を与えやすい一年である。
米国の根本的な問題は完全には解消されていない、、、、。住宅と労働市場には改善傾向が
見えているが、米国当局は手放しで喜べる状況にはあらず、不確実性は依然として高い。

中東情勢の「民主化」の運動が長期化するのか、、、また、民主化が現実のものとなった時、
当該国の政治・経済・外交といった基本政策はどうなるのか、、、、それが世界経済に及ぼす
影響は????短期的にも中長期的にも超長期的にも大きなファクターになりますね。
これは、「原油高」を生みやすい要因、、、イランを巡ってイスラエル・米国の政治的行動や
思惑が株式市場・商品市況などのボラティリティを高める可能性は非常に高い。

世界的な金融緩和がリスク資産市場を押し上げているが、将来、原油高が引き起こす
インフレ懸念も念頭に入れる必要がある、、、、インフレ抑制のために「金融緩和」から
「金利引き上げ」という動きが出れば、株式市場に波乱か、、、、これは長期的な事象だと
思いますが、、、、頭の片隅には置いておく必要がある。

ギリシャなど欧州財政問題は様々な波紋を残したまま。他の欧州諸国には同様のリスクが
存在しているため、この懸念を払拭することは容易なことではない。
折に触れ「リスク」として浮上するでしょう。

大自然の猛威に人類の叡智は追い付いていないが、それを克服しようとする努力は
無駄にはならず、必ず将来の大きな礎になると確信しています。

日本経済回復の絶対条件は「成長戦略」を明確に示すことです。与党・野党の区別なく
超党派で「日本」を牽引して欲しい。
外需も必要でしょうが、他力本願ではなく日本の独自性が発揮できる経済環境づくりが
経済の持続的発展を可能とするでしょう。

何度か指摘しましたが、下記の点に留意しなければならないでしょう。
「 デフレ 」がもたらす意味、、、。
「 ドル 」、「 円 」がどういう意味で上昇したり下落したりしているか。
それを十分に吟味し考慮しなければならない。

ENTRYするかどうか、投資枚数、利益確定、ロスカットを
しっかり決めておくことが重要。保証金状況を把握しておくことが大切です。

相場状況は刻一刻と変化しています、、、慎重に、繊細に、大胆に、、、、。
常に、相場には謙虚に、楽観も悲観もなく!

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今週の投資行動・相場に対するコメントにつきましては、
担保状況、リスク許容度、求めている利益に個人差があるため、
投資行動を行うかどうか、ロスカット・利益確定のタイミングや値幅は、
自己責任の原則で読者の皆様ご自身のご判断で決定してください。
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それでは、今週も、、、頑張りましょう!
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