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日経225先物・オプション 予想と実況中継

相場の格闘技 日経225先物・オプショントレードを元敏腕証券マンが実況中継。日経225先物・日経225mini(ミニ)・オプション・為替相場を裁量トレードで勝利のゴングを鳴らす!

今週の展望(9月2日)

今週の展望(9月2日)

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【今週の主要な経済指標等】
3日(月)
4-6月期法人企業統計
8月新車販売台数
8月中国非製造業PMI
7月豪小売売上高
8月イタリア財政収支
米国市場は休場(レイバーデイ)
欧州議会経済金融委が銀行同盟について審議
(ドラギECB総裁、ユンケル・ユーログループ議長など証言)

4日(火)
豪4-6月期経常収支
豪州準備銀行理事会
7月ユーロ圏生産者物価指数
8月米ISM製造業景気指数
8月米国内自動車販売
仏伊首脳会談
米民主党全国大会(6日まで)

5日(水)
豪GDP(第2四半期)
7月ユーロ圏小売売上高
カナダ中銀政策金利

6日(木)
白川日銀総裁、講演
8月豪雇用統計
ユーロ圏GDP改定(第2四半期)
BOE政策金利
ECB政策金利、ドラギECB総裁の記者会見
独・スペイン首脳会談
8月米ADP雇用者数
8月米ISM非製造業景況指数
米新規失業保険申請件数(9月1日までの週)

7日(金)
7月豪貿易収支
ギリシャGDP改定(第2四半期)
8月米雇用統計

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今週は、、、、、、

欧米を中心に経済指標と金融政策に一喜一憂か、、、、、更に、中国も含め新興国の経済成長
鈍化で世界景気減速は避けられそうもない、、、、。
ECBは南欧諸国の国債の取り扱いについて購入再開や指針を示すかどうか、、、、、。
そして、米国雇用統計はどうなるか、、、、何れも結果が出るまで推測が難しい事項ですね。
ECBが前向きな指針を示しても、それが欧州経済の回復には時間が相当要することに
変化はない。また、米国の金融緩和期待の高まりは米国経済の弱さの裏返し。市場は金融
相場の様相を歓迎するかもしれないが、既に株価には織り込まれていると考えている。
米国株式市場の一段の上昇には無理があると考えています。
中国経済の減速は明らか、、、、、、中国の政治日程が優先するのか、それとも一足早く経済
刺激策を打ち出すのか、、、、、ただ、安易な金融緩和は資産バブルにつながるため、政府
当局も動きづらいかな、、、、。
国内では材料はなく海外動向次第、、、、国内政治は流動的で、呆れるばかり、、、、。
全体的には日本株式市場は神経質な展開で、、、狭いレンジかな、、、、
むしろ、今週末の8月米雇用統計の結果が来週12、13日に行われるFOMCに大きな影響
を与えるということやドイツの憲法裁判所がESMと新財政協定の合憲性をめぐる判断を
下すという欧州の重要なイベントも12日である。これらを踏まえると株式相場が方向感を
持つのは来週か??????

チャート・テクニカル面では、現物市場は週末に上値・下値を大きく切り下げ、終値は
安値引けとなり25MA(8927.11円、31日時点)、200MA(8978.78円、同)を割り
込んだ。ダブルボトムを形成した相場が否定されたわけではないが、市場エネルギーが
乏しい中では、戻り売りが強まるかな????
下値は75MA(8764.29円、同)とオプション権利行使価格8750円が意識される可能性が
高いが、7月末、8月初旬の動きからすれば8650円がポイントと考えています。
ここを下回れば8500円近くまでの調整も否定できず、、、、。
上値は、25MAと200MAや心理的な節目9000円が意識される。

今週も出来高・売買代金増加が鍵を握っていることに変化はない。

留意すべきは下記の点です。
・原油価格、金価格、為替動向には注視すべきでしょう。
・「様子見」決めたら徹底した方がBETTER!無理はしない、利益確定と自分の担保
状況をしっかり守ることでしょう。

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現物市場において(31日現在)
5MA(9002円)、25MA(8927円)、75MA(8764円)、200MA(8978円)。
基準線(8868円)、転換線(9018円)。
ボリンジャー・+2σ(9311円)。
ボリンジャー・+1σ(9119円)。
ボリンジャー・-1σ(8735円)。
ボリンジャー・-2σ(8542円)。

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【上値について】
8950円。
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【下値について】
8650円、8500円。
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【相場予想レンジ】
8650円から8950円(先物)、あるいは8500円から8950円(先物)。
為替市場を中心に、海外株式市場(米国に限らず)や原油価格に左右される展開である
ことに変わりはない。

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【雑感】
自分の担保状況とリスク許容度を考え、時間と価格の分散を図ることが重要。
機を見て最善を尽くすのが肝要。
現状の相場には過度の悲観も持たず、、、、そして、期待感も込めず。

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【投資を行う際のポイント】
ドル安は米国輸出企業には有利、、、輸出倍増計画のオバマ政権には追い風(?)。
2012年2月14日から円安トレンドが鮮明になりつつあるが、これまでドル安を享受した
米国経済がどこまで「ドル高」を容認するか、、、、「原油高」も米国消費には足枷になる
ことは間違いない、、、、今年は米国大統領選挙、、、、、これは米国に限らず、、、政治要因が
経済に影響を与えやすい一年である。
米国の根本的な問題は完全には解消されていない、、、、。住宅と労働市場には改善傾向が
見えているが、米国当局は手放しで喜べる状況にはあらず、不確実性は依然として高い。

中東情勢の「民主化」の運動が長期化するのか、、、また、民主化が現実のものとなった時、
当該国の政治・経済・外交といった基本政策はどうなるのか、、、、それが世界経済に及ぼす
影響は????短期的にも中長期的にも超長期的にも大きなファクターになりますね。
これは、「原油高」を生みやすい要因、、、イランを巡ってイスラエル・米国の政治的行動や
思惑が株式市場・商品市況などのボラティリティを高める可能性は非常に高い。

世界的な金融緩和がリスク資産市場を押し上げているが、将来、原油高が引き起こす
インフレ懸念も念頭に入れる必要がある、、、、インフレ抑制のために「金融緩和」から
「金利引き上げ」という動きが出れば、株式市場に波乱か、、、、これは長期的な事象だと
思いますが、、、、頭の片隅には置いておく必要がある。

ギリシャなど欧州財政問題は様々な波紋を残したまま。他の欧州諸国には同様のリスクが
存在しているため、この懸念を払拭することは容易なことではない。
折に触れ「リスク」として浮上するでしょう。

大自然の猛威に人類の叡智は追い付いていないが、それを克服しようとする努力は
無駄にはならず、必ず将来の大きな礎になると確信しています。

日本経済回復の絶対条件は「成長戦略」を明確に示すことです。与党・野党の区別なく
超党派で「日本」を牽引して欲しい。
外需も必要でしょうが、他力本願ではなく日本の独自性が発揮できる経済環境づくりが
経済の持続的発展を可能とするでしょう。

何度か指摘しましたが、下記の点に留意しなければならないでしょう。
「 デフレ 」がもたらす意味、、、。
「 ドル 」、「 円 」がどういう意味で上昇したり下落したりしているか。
それを十分に吟味し考慮しなければならない。

ENTRYするかどうか、投資枚数、利益確定、ロスカットを
しっかり決めておくことが重要。保証金状況を把握しておくことが大切です。

相場状況は刻一刻と変化しています、、、慎重に、繊細に、大胆に、、、、。
常に、相場には謙虚に、楽観も悲観もなく!

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今週の投資行動・相場に対するコメントにつきましては、
担保状況、リスク許容度、求めている利益に個人差があるため、
投資行動を行うかどうか、ロスカット・利益確定のタイミングや値幅は、
自己責任の原則で読者の皆様ご自身のご判断で決定してください。
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それでは、今週も、、、頑張りましょう!
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