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日経225先物・オプション 予想と実況中継

相場の格闘技 日経225先物・オプショントレードを元敏腕証券マンが実況中継。日経225先物・日経225mini(ミニ)・オプション・為替相場を裁量トレードで勝利のゴングを鳴らす!

今週の展望(9月23日)

今週の展望(9月23日)

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【今週の主要な経済指標等】
24日(月)
8月全国スーパー売上高
独9月IFO景況感指数
米8月シカゴ連銀全米活動指数
米9月ダラス連銀製造業活動

25日(火)
権利付き最終売買日
米7月S&Pケース・シラー住宅価格指数
米9月CB消費者信頼感指数

26日(水)
自民党総裁選
米8月新築住宅販売件数

27日(木)
イタリア国債入札
米8月耐久財受注
米4-6月期GDP・確定値
米8月中古住宅販売仮契約

28日(金)
8月全国消費者物価指数
8月失業率
8月鉱工業生産
中国9月HSBC製造業PMI
ユーロ9月消費者物価
米8月個人所得消費支出
米9月シカゴ購買部協会景気指数
米9月ミシガン大学消費者信頼感指数

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今週は、、、、、、

日本株式市場は為替市場と中国市場睨みの展開の中、上値の重さが再認識されるか、、、、。
円高と中国経済の減速に市場は注視しているため、この懸念が払拭出来ない状況では株式
市場は戻り売り姿勢が強いでしょう。
米国経済指標が株価材料となるのでしょうが、懸念事項も山積、、、米国住宅市場の回復は
好転しつつあるが、インテル、フェデックスなど企業の業績下方修正なども内包しており
波及効果は限定的となる可能性もある。ダウ輸送株の推移を見ても米国景気の懸念が反映
されているか???????注視したい局面ですね、、、。
欧州では週末にスペインの金融機関のストレステストの結果が公表され、ギリシャは115
億ユーロ規模の歳出削減パッケージを議会で通過させる予定、、、、これらがリスク回避の
動きから円高となる可能性を秘めている。
更に、米国、中国、日本には複雑な政治事情もある。米国は「財政の崖」、中国には尖閣
諸島問題に端を発した国内デモと新体制の不安定さ、日本は中国問題と国内政局、、、、、。
米国の場合はロムニー候補の失言で上院選挙の劣勢が予想され、それによる米国経済の
急激な停滞が懸念される。中国の場合は日本との安易な妥協は考え難いが、景気減速が
鮮明化していることを考慮すれば日本との関係悪化が長期化することも避けたい処、、、。
日本の場合も中国との関係改善を図りたいが、妥協点を見出すことは厳しい。更に国内
政局が流動化するかどうか、、、、政権運営は難しい舵取りとなっていること足枷でしょう。

9月期末に向けて円高是正の動きがあっても不思議ではない、その動きに連動して価格
変動が大きくなることも頭の片隅に、、、、ただし、持続的な「円売り」介入は疑問???

チャート・テクニカル面では、、、、、、
日経平均株価は9月限SQ値(9076.79円)、200MA(9014.99円)、25MA(9000.76円)
を意識させられる展開か、、、、、心理的な節目9000円を割り込むとポジション調整の動きが
強まると考えています。
現状では東証1部の売買代金は5日連続で1兆円超えていることは市場参加者の回帰と
考えることも出来るため、戻り売り吸収する最低限の条件は満たしている。
ただし、日銀の金融緩和効果やJAL上場、SQに絡んだ売買で本格的な動きと判断する
ことは時期尚早でしょう、、、。
上値はオプション権利行使価格9250円や9月19日高値(9285.53円)かな、、、。
下値は200MA(9014.99円)、25MA(9000.76円)が目途と考えるのが妥当でしょうが、
ここを割り込むと下落スピードが加速すると考え75MA(8836.07円)や一目均衡表・日足
雲の下限値(8721.48円)辺りまで調整させられる可能性も否定できない。

売買代金、為替動向、海外要因には注視しつつ、9月期末を意識した動きがあるかどうかが
ポイントかな、、、。

留意すべきは下記の点です。
・原油価格、金価格、為替動向には注視すべきでしょう。
・「様子見」決めたら徹底した方がBETTER!無理はしない、利益確定と自分の担保
状況をしっかり守ることでしょう。

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現物市場において(21日現在)
5MA(9142円)、25MA(9000円)、75MA(8836円)、200MA(9014円)。
基準線(8967円)、転換線(9029円)。
ボリンジャー・+2σ(9332円)。
ボリンジャー・+1σ(9166円)。
ボリンジャー・-1σ(8834円)。
ボリンジャー・-2σ(8668円)。

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【上値について】
9150円(先物)。
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【下値について】
8800円(先物)、8650円(先物)。
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【相場予想レンジ】
8800円から9150円(先物)、あるいは8650円から9000円(先物)。
為替市場を中心に、海外株式市場(米国に限らず)や原油価格に左右される展開である
ことに変わりはない。

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【雑感】
自分の担保状況とリスク許容度を考え、時間と価格の分散を図ることが重要。
機を見て最善を尽くすのが肝要。
現状の相場には過度の悲観も持たず、、、、そして、期待感も込めず。

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【投資を行う際のポイント】
ドル安は米国輸出企業には有利、、、輸出倍増計画のオバマ政権には追い風(?)。
2012年2月14日から円安トレンドが鮮明になりつつあるが、これまでドル安を享受した
米国経済がどこまで「ドル高」を容認するか、、、、「原油高」も米国消費には足枷になる
ことは間違いない、、、、今年は米国大統領選挙、、、、、これは米国に限らず、、、政治要因が
経済に影響を与えやすい一年である。
米国の根本的な問題は完全には解消されていない、、、、。住宅と労働市場には改善傾向が
見えているが、米国当局は手放しで喜べる状況にはあらず、不確実性は依然として高い。

中東情勢の「民主化」の運動が長期化するのか、、、また、民主化が現実のものとなった時、
当該国の政治・経済・外交といった基本政策はどうなるのか、、、、それが世界経済に及ぼす
影響は????短期的にも中長期的にも超長期的にも大きなファクターになりますね。
これは、「原油高」を生みやすい要因、、、イランを巡ってイスラエル・米国の政治的行動や
思惑が株式市場・商品市況などのボラティリティを高める可能性は非常に高い。

世界的な金融緩和がリスク資産市場を押し上げているが、将来、原油高が引き起こす
インフレ懸念も念頭に入れる必要がある、、、、インフレ抑制のために「金融緩和」から
「金利引き上げ」という動きが出れば、株式市場に波乱か、、、、これは長期的な事象だと
思いますが、、、、頭の片隅には置いておく必要がある。

ギリシャなど欧州財政問題は様々な波紋を残したまま。他の欧州諸国には同様のリスクが
存在しているため、この懸念を払拭することは容易なことではない。
折に触れ「リスク」として浮上するでしょう。

大自然の猛威に人類の叡智は追い付いていないが、それを克服しようとする努力は
無駄にはならず、必ず将来の大きな礎になると確信しています。

日本経済回復の絶対条件は「成長戦略」を明確に示すことです。与党・野党の区別なく
超党派で「日本」を牽引して欲しい。
外需も必要でしょうが、他力本願ではなく日本の独自性が発揮できる経済環境づくりが
経済の持続的発展を可能とするでしょう。

何度か指摘しましたが、下記の点に留意しなければならないでしょう。
「 デフレ 」がもたらす意味、、、。
「 ドル 」、「 円 」がどういう意味で上昇したり下落したりしているか。
それを十分に吟味し考慮しなければならない。

ENTRYするかどうか、投資枚数、利益確定、ロスカットを
しっかり決めておくことが重要。保証金状況を把握しておくことが大切です。

相場状況は刻一刻と変化しています、、、慎重に、繊細に、大胆に、、、、。
常に、相場には謙虚に、楽観も悲観もなく!

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今週の投資行動・相場に対するコメントにつきましては、
担保状況、リスク許容度、求めている利益に個人差があるため、
投資行動を行うかどうか、ロスカット・利益確定のタイミングや値幅は、
自己責任の原則で読者の皆様ご自身のご判断で決定してください。
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それでは、今週も、、、頑張りましょう!
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