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日経225先物・オプション 予想と実況中継

相場の格闘技 日経225先物・オプショントレードを元敏腕証券マンが実況中継。日経225先物・日経225mini(ミニ)・オプション・為替相場を裁量トレードで勝利のゴングを鳴らす!

今週の展望(9月30日)

今週の展望(9月30日)

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【今週の主要な経済指標等】
1日(月)
日銀短観(第3四半期)
9月中国製造業PMI
8月ユーロ圏失業率
9月米ISM製造業景気指数
中国は中秋節・国慶節で休場(7日まで)

2日(火)
9月マネタリーベース
豪中銀政策金利
8月ユーロ圏生産者物価指数
9月米国内自動車販売

3日(水)
9月中国非製造業PMI
8月豪貿易収支
8月ユーロ圏小売売上高
9月米ADP雇用者数
9月米ISM非製造業景気指数
米大統領候補討論会(第一回)

4日(木)
8月豪小売売上高
スペイン国債入札
BOE金融政策委員会
ECB理事会
米新規失業保険申請件数(9月29日までの週)
8月米製造業新規受注
米FOMC議事録(9月12日、13日分)

5日(金)
8月景気動向指数
日銀政策金利・白川日銀総裁、記者会見
9月米雇用統計

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今週は、、、、、、
引き続き、上値の重い展開となる可能性が高く下値模索の展開か、、、、。
円高や景気減速による企業業績の不透明感が高まる中、日経平均株価は心理的節目である
9000円や200MA(9023.46円)が上値抵抗線として意識される。
米国経済指標が重要な週となるでしょう、、、、、、9月米ISM製造業景気指数、週末には9月
米国雇用統計、、、、、ドル安政策が明確に持続するかどうか大きな試金石かな???
中国国慶節(7日まで)のため上海市場は休場、香港市場も2日まで休場となる。しかし
ながら、重要な経済指標は発表されることで中国の景気減速感が鮮明化することや領土
問題を巡る日中間の政治的駆け引きや発言が相場には重しとなることは必至。
欧州はスペインの動向が注目される、、、先週末のスペイン国内銀行ストレステストの結果
は593億ユーロ(約6兆円)の資本不足となった。この数字自体は予想の範囲内であるが、
今後、スペインがどのような形で財政・経済運営を行うのか注目される。欧州の試練は
終わりそうにない。
国内では1日に9月日銀短観があるが、事前予想で前回より「悪化」しているという見方
が多い、これは3四半期ぶり、、、。既に織り込まれている事項であるが、日中関係の悪化を
織り込むにはアンケート回収時期を考えれば無理かな????
また、大企業製造業の2012年度想定為替レートにも注視すべきでしょう。
週末の白川総裁の会見では目新しいことはないと考えていますが、、、、、。むしろ、豪中銀
政策金利は市場の波乱要因になるかも、、、、。ECB理事会、BOE金融政策委員会では大きな
動きはないでしょう、、、、。
欧州ではスペインとギリシャの動向、中国経済の不透明感、日中の政治問題の長期化、
米国の金融緩和の効果など難問山積で解決策は容易に見出せない相場環境と考えて、
相場に臨むしかないでしょう、、、、。
本日(9月30日)の日経新聞には『設備投資、世界で抑制』という記事が掲載されている。
日本にはマイナス材料として映るのだが、、、、、。

チャート・テクニカル面では、、、、、、
上値は心理的節目9000円、200MAでしょう、、、、。
下値はオプション権利行使価格8750円あたりが妥当でしょうが、外部環境の不透明感を
考えれば、9月6日安値(8646.03円)を考えておいた方が無難かな????瞬間的には
8500円近辺まで調整する可能性も、、、、、。
5MA(8977.51円)、25MA(8964.25円)とD.C.という状況ではないが、両指標線は
下降トレンドで今週早々にもD.C.になる可能性は高い。短期的には下げ過ぎの感もある
ため自律反発も予想されるが、持続的な上昇は見込み難い。

留意すべきは下記の点です。
・原油価格、金価格、為替動向には注視すべきでしょう。
・「様子見」決めたら徹底した方がBETTER!無理はしない、利益確定と自分の担保
状況をしっかり守ることでしょう。

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現物市場において(28日現在)
5MA(8977円)、25MA(8964円)、75MA(8863円)、200MA(9023円)。
基準線(8967円)、転換線(9063円)。
ボリンジャー・+2σ(9264円)。
ボリンジャー・+1σ(9114円)。
ボリンジャー・-1σ(8814円)。
ボリンジャー・-2σ(8663円)。

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【上値について】
9000円(先物)。
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【下値について】
8650円(先物)、8500円(先物)。
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【相場予想レンジ】
8500円から9000円(先物)、あるいは8650円から9000円(先物)。
為替市場を中心に、海外株式市場(米国に限らず)や原油価格に左右される展開である
ことに変わりはない。

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【雑感】
自分の担保状況とリスク許容度を考え、時間と価格の分散を図ることが重要。
機を見て最善を尽くすのが肝要。
現状の相場には過度の悲観も持たず、、、、そして、期待感も込めず。

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【投資を行う際のポイント】
ドル安は米国輸出企業には有利、、、輸出倍増計画のオバマ政権には追い風(?)。
今年は米国大統領選挙、、、、、これは米国に限らず、、、政治要因が経済に影響を与えやすい
一年である。
米国の根本的な問題は完全には解消されていない、、、、。住宅と労働市場には改善傾向が
見えているが、米国当局は手放しで喜べる状況にはあらず、不確実性は依然として高い。

尖閣諸島という領土問題が日中政治情勢の緊迫感を非常に高めている。アジアという
成長地域での覇権争いの長期化は必至かな???
過去において日中の政治家が知恵と暗黙の了解で「棚上げ」してきた問題に、どう対処
するのか、、、、「政冷・経熱」に戻せるかどうか、、、、、今回は時間を要するかな???

中東情勢の「民主化」の運動が長期化するのか、、、また、民主化が現実のものとなった時、
当該国の政治・経済・外交といった基本政策はどうなるのか、、、、それが世界経済に及ぼす
影響は????短期的にも中長期的にも超長期的にも大きなファクターになりますね。
これは、「原油高」を生みやすい要因、、、イランを巡ってイスラエル・米国の政治的行動や
思惑が株式市場・商品市況などのボラティリティを高める可能性は非常に高い。

ギリシャなど欧州財政問題は様々な波紋を残したまま。他の欧州諸国には同様のリスクが
存在しているため、この懸念を払拭することは容易なことではない。
折に触れ「リスク」として浮上するでしょう。

大自然の猛威に人類の叡智は追い付いていないが、それを克服しようとする努力は
無駄にはならず、必ず将来の大きな礎になると確信しています。

日本経済回復の絶対条件は「成長戦略」を明確に示すことです。与党・野党の区別なく
超党派で「日本」を牽引して欲しい。
外需も必要でしょうが、他力本願ではなく日本の独自性が発揮できる経済環境づくりが
経済の持続的発展を可能とするでしょう。

何度か指摘しましたが、下記の点に留意しなければならないでしょう。
「 デフレ 」がもたらす意味、、、。
「 ドル 」、「 円 」がどういう意味で上昇したり下落したりしているか。
それを十分に吟味し考慮しなければならない。

ENTRYするかどうか、投資枚数、利益確定、ロスカットを
しっかり決めておくことが重要。保証金状況を把握しておくことが大切です。

相場状況は刻一刻と変化しています、、、慎重に、繊細に、大胆に、、、、。
常に、相場には謙虚に、楽観も悲観もなく!

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今週の投資行動・相場に対するコメントにつきましては、
担保状況、リスク許容度、求めている利益に個人差があるため、
投資行動を行うかどうか、ロスカット・利益確定のタイミングや値幅は、
自己責任の原則で読者の皆様ご自身のご判断で決定してください。
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それでは、今週も、、、頑張りましょう!
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